さいたま市とさいたま市環境会議が現在、市内のトンボとチョウの生息状況を調べる「みんなの生きもの調査-2013スタートアップ~トンボ・チョウ編~」の調査員を募集している。
さいたま市が策定している「さいたま市生物多様性地域戦略」に基づき、さいたま市の動植物の生息状況を調べる一環として行われる今回の調査。これまで「さいたまカエル大調査2008」などを行ってきた市民団体「さいたま市環境会議」と、さいたま市環境総務課が協働で企画している。
調査は、旧建設省の土木研究所で考案された「MBR方式」により行う。同方式は、生きもの調査の専門家ではない市民を主体としながら、専門的な調査と比べても遜色のない調査結果を得ることができる調査方法として開発されたもの。市内各所に、トンボやチョウを呼び寄せる「誘致施設」を設置し、その周辺を中心に定期的な調査を行うことでトンボとチョウの地点ごとの種類を調べるのが目的。こうした調査は「環境指標生物調査」と呼ばれ、生きものの目から見た周辺の環境を明らかにすることができるのが特徴。
「トンボやチョウについて詳しくなくても大丈夫。座学や野外での研修会を予定しており、興味のある方にぜひ参加いただきたい」と同会担当者。詳しくはホームページで確認できる。