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大宮東口に「レフ大宮byベッセルホテルズ」 地域マルシェなど空間利活用も

朝食会場のラウンジ

朝食会場のラウンジ

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  「レフ大宮byベッセルホテルズ」(さいたま市大宮区大門町2)が9月16日、大宮駅東口にオープンする。

朝食では埼玉県内の郷土料理を豊富に提供する

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 ベッセルホテルは2000(平成12)年に広島県で創業し、ロードサイド型の「ベッセルホテル」、宿泊特化型のリゾートホテル「ベッセルホテルカンパーナ」など5ブランドで、北海道札幌市から沖縄県石垣島まで全国に28店舗を展開している。関東では東京都に1店舗、千葉県に3店舗を出店。埼玉県には今回が初出店となる。

 「レフbyベッセルホテルズ」は、「R=Regional(地域性)」「E=Experience(体験)」「F=Flexible(柔軟性)」を軸に、地域性を重視したコンセプトを展開。「地域の人々と共に地域の魅力を発信し、客に地域の魅力を感じてもらえるホテル作り」を目指す。

 同ホテルは、盆栽の地として知られる大宮にちなみ、「THE PARK」を設計コンセプトに緑を基調としたデザインを施す。施設内には約350の観葉植物を配置し、素材や家具、アートワークから「緑に包まれた公園」を表現する。

 朝食は 「Morning Food Market 埼玉の美味しいフードが集まる朝ごはん」をテーマに、県内の郷土料理を中心に用意。食を通した体験を重視し、テーブルで一人分の鍋に火を着け煮込みうどんが楽しめる「川幅うどん」をはじめ、「ゼリーフライ」「大宮ナポリタン」などを自由にコッペパンに挟めるサービスなど工夫を凝らす。一部メニューは日替わりで宿泊者以外の一般客も利用できる。

 同ホテル1階のロビーとラウンジは可動式の本棚で区切ることができ、朝食時は間仕切りのない一つの空間になる。朝食提供時間以外は、ホテル内での催しに限らず、地域マルシェやワークショップなどの開催場所としての貸し出しにも対応するという。

 同ホテル支配人の羽原佑介さんは「ホテル・地域・お客さまの皆で作っていく施設にしていきたい」と意気込む。「キッチンカーなどを施設前に呼び、ラウンジでランチができるようにするなど、さまざまな空間活用ができると思う。地元の方々のアイデアをいただきながら地域に開けたスペースにしていきたい」と羽原さん。2階にはイベントスペースを展開しており、「画廊やギャラリー、個展などの場として利用いただければ」とも。

 建物は11階建て、客室数は198室。部屋タイプは、スタンダードシングル、シャワーブースシングル、スタンダードツイン、スーペリアツインなど全6タイプ。宿泊料金は、スタンダードシングル=1人1泊6,000円~、スタンダードツイン=2人1泊1万円~など。朝食料金は、宿泊者大人=1,600円、外来大人=1,800円。朝食の提供時間は6時~9時30分。チェックイン=14時~、チェックアウト=11時。

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