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さいたま北のステラタウンで埼玉栄高校写真部の復興応援「メッセージ写真展」

会場の様子

会場の様子

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 埼玉栄高校(さいたま市西区指扇)写真部が中心となって東日本大震災の発生後に始めた復興応援の「メッセージ写真展」が現在、さいたま北のステラタウン(さいたま市北区宮原1)で開催されている。

高校生の撮影した復興応援メッセージ写真

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 同部がメッセージ写真を始めたのは東日本大震災の発生から1週間後。被災地支援のための募金活動が活発化する中、「募金以外にも自分たちにできることはないかと考え、メッセージ写真を送ることを思いついた」と同部顧問の高橋朗教諭。部員たちは街に出てボードにメッセージを書いてもらい、その写真を撮影。交流のあった宮城県の柴田農林高校を通じて、宮城県内の避難所などに展示した。これに「被災地からメッセージを返したい」と、柴田農林高校写真部が中心となって返事メッセージの撮影を行い返信した。こうして始まった応援メッセージ写真のやりとりはやがて高校写真部の間に広がり、全国から31校が参加する「高校写真部による東日本大震災復興応援プロジェクト」へと発展した。

今年3月末までに全国で約60回の写真展が行われ、2700枚の写真が集まった。プロジェクトはこれを写真集にまとめて被災地を中心とした自治体や高校、図書館などに寄贈し、プロジェクトはひとまず終了した。

 今回の写真展では、同プロジェクトから200点ほどを展示。写真部の生徒を中心に展示作業などを行った。「プロジェクトは終了したが、メッセージ写真は今後も展示していきたい」と高橋教諭は話す。

 会場は同モール3階のイトーヨーカドー連絡ブリッジ。展示時間は10時~21時(最終日は18時まで)で、9日まで。入場無料。

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