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さいたまのキッチンカー「Camp×Camp」が1周年 キャンプごはんとマフィン

キッチンカー外観

キッチンカー外観

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 キッチンカー「Camp×Camp(キャンプ キャンプ)」が5月2日で1周年を迎えた。

独立のきっかけになった「トマトの角煮モッツアレラチーズ炙り」 

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 会社員だった黒瀬貴弘さんが昨年さいたま市南区で開業した同店。10年以上のキャンプ経験を生かして妻の純子さんと共に「キャンプごはん」を提供する。趣味で訪れたキャンプ場で、豚の角煮をトマトで煮込んだものを家族や友人に振る舞ったところ「店を出すべき」という意見を多くもらったことが独立のきっかけだったという。

 「キャンプを楽しむのと同じように、さまざまな場所に出向いて多くの人と出会いたい」と実店舗を持たず、キッチンカーという業態を選んだ。「Bibli(ビブリ)」(大宮区高鼻町)、「大宮門街」(大宮区大門町)など、さいたま市近郊数カ所で定期出店するほか、県内と都内の施設や各種イベントに出店する。

 群馬県産の山峰豚を使った「トマトの角煮モッツアレラチーズ炙(あぶ)り」「山峰豚の粗びきモッツアレラチーズハンバーグプレート」(以上1,000円)などのプレートメニューのほか、北海道産小麦粉を使った「ゴロッと角煮トマトモッツアレラ」(400円)、「カマンベール&ガーリックバター」「抹茶&チョコオレオ」「焦がしカラメルプリン」(以上350円)などのマフィンを、日替わりで10種類前後販売する。

 黒瀬さんは「独立のきっかけになったトマトの角煮のプレートは、前職の勤務の合間を縫って試作を繰り返した。キャンプ場ではダッチオーブンで簡単にほろほろな食感に仕上げられたが、量産はできないので、そのおいしさを再現できる代替方法を見つけるのに苦労した」と振り返る。

 「1年目は何もかも初めてで手探りだったが、徐々に顔なじみのお客さまも増え、出店範囲も広がりつつある」と黒瀬さんはほほ笑む。「市内の子ども食堂からの『キッチンカーで作りたての温かい食事を提供したい』という相談をきっかけに協力準備が進んでいるほか、特別養護老人ホームからの出店相談もある。幅広い形で地域に密着した存在になれれば」とも。

 営業時間は11時~17時。月曜定休。出店場所はインスタグラムで知らせる。

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