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大宮に日本ワイン食堂「yosico103」 昼は定食、夜はワインとおつまみ提供

店主の小林良子さん

店主の小林良子さん

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 大宮に5月26日、日本ワイン食堂「yosico(ヨシコ)103」(さいたま市大宮区桜木町2)がオープンした。

50種以上の日本ワインを取りそろえる

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 アスリートフードマイスターや日本ワイン検定などの資格を持つ小林良子さんが開いた同店。デザイナーや専業主婦などを経て大宮・浦和近辺の不動産情報システム営業所に25年間勤務したが、「定年を迎えても、『まだ何かをやってみたい』とパワーを持て余す自分を感じていた」という小林さんは、もともと好きだった日本のワイナリーによるワインと料理を提供する店で独立を決意。前職で嘱託社員として働きながら物件探しなどを2年にわたって進め、元日本郵便大宮社宅をリノベーションした「POST-OMIYA」(桜木町2)内の物件での出店を決めたという。

 同店では、夜は50種類以上の日本ワインやナチュラルワイン(1グラス=550円~)と、「本日のアヒージョ(バケット付き)」(660円)、小林さんは「黒こしょうのローストビーフ」(880円)など、つまみとなる軽食を提供する。「国産のブドウを100%使ったワインのみが『日本ワイン』、酸化防止剤を含まないワインが『ナチュラルワイン』と呼ばれる。日本ワインはブドウの香りが強く感じられる点が好み。お客さまにも、その味わいを楽しんでほしい」と話す。

 ランチでは、「ハッシュドビーフ」「しょうが焼き」「牛丼」など家庭料理を中心とした定食(850円)2種類ほどを日替わりで提供する。小林さんは「大宮駅西口に長く勤務して、昼休みにビジネスマンが長く行列を作っている風景を毎日見てきた。この店を新たな選択肢にしてもらい、ホッとするひとときを過ごしてほしい」とほほ笑む。

 「『仕事帰りに、ふらりと一人で立ち寄れる店があったら』という自分の思いを形にしたのがこの店。肩肘張らずに足を運んで、ジャズをBGMにくつろいでもらえたら」と呼びかける。「今後は、ワインをより深く楽しむきっかけになるようなイベントを企画したい」とも。

 営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時(土曜は12時~22時)。日曜・祝日定休。

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