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さいたま・岩槻の子育て支援施設に「食べて健康になる」カフェ

佐々木千春さん(左)と内野さん(右)

佐々木千春さん(左)と内野さん(右)

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 「okami*cafe Oryzae(オカミカフェオリゼ)」が10月6日、子育て支援施設「Nook&Park」内(さいたま市岩槻区本町3)にオープンする。

ランチプレート

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 「食べて健康になる」をコンセプトに発酵ソムリエの資格を持つ佐々木千春さんが、酵素玄米ご飯を中心に発酵調味料を使ったおかずと副菜のランチを提供する同店。

 佐々木さんは春日部の割烹(かっぽう)「くずし割烹花々」のおかみ。コロナ禍で店が使えない時間を活用して「okamicafe」を始め、ケーキや焼き菓子を提供。店が通常営業になって以降も弁当のオーダーを受けたり、テイクアウト専門店で焼き菓子を販売したりしたいた。幼少期からお菓子作りが好きで、大人になってからはカフェ巡りが趣味だったという佐々木さんは自らカフェを運営することを考え、物件を探していた。

 同店のある「Nook&Park」は、さいたま市主催の「リノベーションスクール岩槻」をきっかけに2021年に古い社員寮をリノベーションして造られた庭付きの民間子育て支援施設。カフェ以外にも4部屋のインキュベーション施設があり、カフェオープン日以外は地元の団体などに場所を貸し出す。

 同施設を運営するのは不動産会社を経営する内野巧也さん。岩槻には10年前から住んでいるものの、地域とのつながりを持つことは少なかった。そんなときにたまたま目にしたリノベーションスクールのポスターが目に留まり参加、物件を運営するに至った。同施設のお披露目会にカフェ用物件を探していた佐々木さんが訪れたことがカフェオープンのきっかけになったという。佐々木さんは「子育て支援施設であるため、カフェは常設ではなく週3日営業というスタイルも、カフェとおかみを兼業する自分に合っている」と話す。

 ランチプレートは、酵素玄米ご飯・自家製みそのみそ汁、または、本日のスープにメインのおかずと野菜のおかず7品(1,580円)のほか、できるだけ白砂糖を使わないスイーツなどを用意する。

 内野さんは「岩槻が元気になるには住んでいる人が元気になる必要がある。親も子も元気になるには、心満たされる場所が必要。Nook&Parkはそんな場所になれれば。そこに親子で食事ができて健康になれるカフェがオープンしたのはとてもありがたい」と話す。

営業は木曜・金曜・土曜の11時~16時。

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