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街を彩ったクリスマスイルミネーション、撤去始まる

巨大地図イルミネーションを撤去する学生たち

巨大地図イルミネーションを撤去する学生たち

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 毎年恒例となった東口商店街クリスマスイルミネーションの撤去作業が1月7日、芝浦工業大学の学生を中心に行われた。

大栄橋に設置された巨大地図イルミネーション

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 2006年に大宮駅東口の大宮銀座商店街、一番街商店街、住吉通り商店会の3商店街から成るまちづくり団体「宮一サミット」が同大に相談を持ち掛けたことがきっかけで始まったイルミネーション事業。その後、研究室内で代々引き継がれ今期で7年目を迎えた。

 およそ半年の準備期間を経て、今回は昨年11月30日に点灯式を開催。「宮色イルミネーション」をテーマに、街路灯には「大宮らしさ」をアピールする盆栽をモチーフにしたちょうちん型イルミネーション、商店街奥に位置する大栄橋壁面には、大宮区と地元Jリーグクラブである「大宮アルディージャ」のシンボルカラーであるオレンジを使って東口エリアを模した巨大地図イルミネーションを、それぞれ設置した。

 「商店街の一番奥に、目立ち、なおかつ情報を発信するものを持ってくることで、地域の回遊を促せればと考えた」とプロジェクト副代表の荒蒔さん。同団体の代表を務める遠藤さんは「日々の作業の中で商店街の温かさに触れることができた。学部1年のころから計6年関わったが、街が人からできているということ、そして社会が人と人のつながりでできているということを実感した」と笑顔で振り返る。「自分は今年で卒業し建設会社に就職するが、今後は仕事としてまちづくりに関わっていくので、これまでの経験を生かせると思う」とも。

 学生が作業を行うホール前のアパレルショップ「YOUNG SHOP ダイマル」社長の山崎さんは「毎年違うテーマのイルミネーションを考え、寒い中設置作業をしている学生さんたちには本当に頭が下がる」と話す。しかしデザインなどに敏感なショップ店主らしく「今年は少しおとなしかったので、来年は商店街からもアイデアをもっと出し、さらににぎやかにしたい」という注文も忘れなかった。

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