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さいたまのバナナジュース店「恋するバナナ」が5周年

店主の鈴木友美さんとスタッフ

店主の鈴木友美さんとスタッフ

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 JR東大宮駅近くにあるバナナジュースとフルーツクレープの店「恋するバナナ」(さいたま市見沼区東大宮5)が7月13日で5周年を迎える。

「ピンクグレープフルーツレモネード」と「バナナジュース(くまさんバニラトッピング)」

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 フルーツ好きの鈴木友美さんが「『フルーツの魔法』で日常をちょっと幸せにするような店を作りたい」という思いから構想を始めた同店。店名には、「『甘くて優しい世界観』を届けたいという思いを込めた」という。バナナジューススタンドとしてオープンし、現在は自家製レモネード、「粉の配合からこだわった」というクレープなど、フルーツを使ったメニューを販売する。

 鈴木さんは八潮市出身。元プロバーテンダーズ協会所属バーテンダー、フルーツタルト専門店「キルフェボン」の製造スタッフ、タピオカ専門店「美茶」ショップスタッフの経歴を持つ。「憧れのバーの求人を見つけて応募し、バーテンダーになり店長も務めた。そこでフルーツのカクテルを担当するうちに、もっとフルーツのことを学びたいと思い、フルーツタルト専門店に転職。タピオカ店は、たまたま遊びに行った先で飲んだタピオカドリンクのおいしさに引かれ、自分も作りたいと思ったことから。この店も、空き店舗の時に電車の車窓から見かけて自分の理想と合っていたので決めた。やってみたい気持ちそのままに行動してきた」と鈴木さんは振り返る。

 看板メニューは、砂糖を使わない「バナナジュース」(Mサイズ=450円、Lサイズ=600円)。チョコレート、きな粉、抹茶、バニラアイスなどのトッピング(50円~100円)を選んで、好きな味にカスタマイズできる。クレープは「まるごとバナナ」(700円)、「黒蜜(みつ)きな粉スペシャル」(600円)、「ヌテラバナナ苺(いちご)生クリーム」(870円)など。「自家製はちみつレモネード」(500円)や「フルーツ・マンゴーボウル」(1,400円)も用意。月替わりのメニューも企画しており、7月は「マンゴーバナナジュース」(900円)を販売。

 鈴木さんは「小さい頃から家族や友達に料理を振る舞うのが好きで、いつかは飲食店を開きたいと漠然と考えていた。やってみたいと思ったことをやっていくうちに、自分の作りたい店が段々と分かり、出会った方たちの応援もあって店が完成した。ありがたいことに最近はイベント出店の依頼も多いが、近隣の方でもまだ『初めて来た』という人も多い。これからも地域の方とのつながりを大切にしながら、来店する人が笑顔になったり、ときめきを感じたりできるような店にしていきたい」と意気込む。

 近隣に住む20代男性は「仕事終わりで、ジムに行く前に立ち寄った。いつもバナナジュース一択。筋トレ前のエネルギー補給ができたので、気合を入れてトレーニングをしてくる」と話し、双子の子ども連れの女性は「子どもたちに『バスに乗りたい』とせがまれ、駅まで乗って行くなら、この店に寄ろうと計画して4年ぶりに訪れた。子どもたちも保育園やバス停で居合わせた人に自慢するほど楽しみにしていた」と笑顔を見せていた。

 営業時間は11時~20時(日曜は10時~18時)。火曜定休。イベント出店時は臨時休業。

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