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大宮駅で市内産の唐辛子使った限定メニュー 唐辛子専門農家とコラボ 

市内産ハラペーニョの激辛パウダーをトッピングした「辛ウマ三元豚ロースカツ」

市内産ハラペーニョの激辛パウダーをトッピングした「辛ウマ三元豚ロースカツ」

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 JR大宮駅構内の商業施設「エキュート大宮」が現在、さいたま市内の生産者「十色とうがらしファーム」の唐辛子を使ったフェア「十色の刺激」を期間限定で展開している。

乾燥ジョロキアを使った「ジョロキアいなり」

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 エキュート大宮ではこれまで、埼玉県内産農産物を使った限定メニューのフェアなどを展開してきたが、特定の生産者と作物に絞ったフェアは初めて。

 同ファームは2021年にさいたま市緑区で開業した唐辛子専門農園で、約1ヘクタールの畑でハラペーニョ、ブートジョロキア、万願寺唐辛子など40種類以上の唐辛子を栽培している。立ち上げメンバーの3人は全員女性で、見沼田んぼエリアの生態系を守りたいという思いから、農薬や化学肥料を使わずに唐辛子を栽培している。

 エキュート大宮を運営するJR東日本クロスステーションの熊倉理子さんは「毎年、夏に辛み系のフェアを開催している。地元に唐辛子専門農園があることを知り、十色さんの唐辛子を使ったフェアを企画した」と話す。

 今回は、弁当・総菜・パンなど12店が十色の生唐辛子や乾燥唐辛子を使った限定メニューを提供している。平田牧場の「辛ウマ三元豚ロースかつ」(750円)は、ロースかつに十色の乾燥ハラペーニョなどを使った真っ赤なパウダーをトッピングした激辛メニュー。いなりずし専門店 豆狸の「ジョロキアチキンいなり」(259円)は、ブートジョロキアの粉末とレモンの果皮を混ぜたすし飯を揚げに詰めている。

 同ファーム代表のサカール祥子さんは「しっかり辛い料理から食べやすい辛さのものまでバリエーションがあって楽しい。実際に食べてみてスタッフに好評だったのは、メルヘンの『唐辛子入りタルタルのチキン竜田サンド』とサカナバッカの『八房醤油(しょうゆ)のピリ辛漬け丼』。子どもたちは『ジョロキアチキンいなり』がお気に入りだった。辛さだけでなく、うまみや香りなど、唐辛子のおいしさを楽しんでほしい」と話す。

 営業時間は7時~22時(フードは8時30分~、27日は20時30分まで)。今月27日まで。

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