ルミネ大宮(さいたま市大宮区錦町、TEL 048-645-1411)全館で現在、楽しみながら「エシカル」について考える初のキャンペーン「LUMINE OMIYA MEETS ETHICAL」が開かれている。
北ルソン先住民の暮らしに着想を得たアクセサリー (EDAYA)
「エシカル(Ethical)」は「倫理的・道徳的」という意味で、最近は環境や社会への配慮を示す言葉として広がりつつある。ルミネ大宮では「地球や社会に優しい選択をする新しい価値観」を提案する初の試みとして、アッシュ・ぺー・フランス(東京都台東区)が主催する合同展示会「rooms」との共同プロデュースで企画した。担当者は「地球や社会に優しくありながら『おしゃれ』や『価格』にも妥協しない、新しいショッピングスタイルを提案したい」と狙いを話す。
「エシカルPop-Up Shop」では、北ルソン先住民の暮らしに着想を得たアクセサリー(EDAYA)や、珍しい形のパールや階を使ったフェアトレードアクセサリー(Feliz)、中南米の伝統柄をモチーフにした服や雑貨の販売と売り上げの一部の現地生産者への還元(チチカカ)、フェアトレードとオーガニックコットン商品の販売(ピープル・ツリー)など、フェアトレードや伝統工芸、オーガニック素材を用いたアイテムをそろえたショップが期間限定で多数出店している。
5月31日、6月1日には、春夏レディースの下取りキャンペーンも展開する。下取りしたアイテムは認定NPO法人ブリッジエーシアジャパンを通じてミャンマー、ベトナム、東北の支援に役立てられ、提供者には同館で利用できるショッピングチケットが配布される。
そのほか、日本初のエシカルファッション推進団体「ETHICAL FASHION JAPAN」による「エシカルとは?」パネル展や、さまざまなワークショップも開かれる。
企画を担当した布施哲也さんは「学生のころボランティアに参加してフェアトレードを知ったことをきっかけに、エシカルに興味を持った。今回のキャンペーンを通じて一人でも多くのお客さまにエシカルを知っていただければ」と語る。
営業時間は10時~21時。6月1日まで。下取りキャンペーンなど、詳細はホームページで確認できる。