さいたま市見沼区の住宅街に喫茶店「CAFE de LAFET（カフェ ド ラフェット）」（さいたま市見沼区御蔵、TEL 048-797-7743）がオープンして4カ月がたった。

同カフェオーナーうさぎのラフェット一家

　JR北浦和駅からバスで10分の自然が残る同住宅街に、元店舗デザイナーの徳永貴臣さんが1年かけて建物デザインや内装などを手作りした同店。「1940年ごろのフランス・ブルターニュ地方の田舎にある一軒家のカフェをイメージしており、タイムスリップしたような気分を味わってもらいたい」と話す。店内はアンティークも備える。

　店名は「ラフェットのカフェ」という意味で、ラフェットはウサギの家族の主の名前。ラフェットが同店のオーナーで、徳永さんは「雇われ店長」という。「ラフェット家族が店の中で皆を見守っているという設定が面白いと、お客さまに好評」とも。

　ランチタイムは、「ガレットランチ」（スープ、サラダ、コーヒー付き＝1,300円～）を用意。100円追加でケーキが付く。ガレットは、そば粉をクレープのように丸く薄く焼いた生地で、ハム、チーズ、卵などをのせて食べるフランス西部ブルターニュ地方の郷土料理。カフェタイムは手作りのチーズケーキ（491円）が人気といい、クリームチーズ、クレープ、プリンが3層になったオリジナルデザートも考案中という。

　ディナータイムは完全予約制で、カジュアルフレンチ、イタリアンのフルコース（2,800円～）を用意する（以上、全て税別）。

　上尾市在住で2度目の来店という武澤和恵さんは「おいしい。ガレットは思ったよりボリュームがある。フランスっぽいオシャレな感じの店内が気に入っている」と話す。フェイスブックや口コミで知り車での来店客が多く、平日ランチのリピーターも多いという。

　徳永さんは「カーナビを使っても迷ってしまう人がいて、『隠れ過ぎカフェ』と呼ばれている」とほほ笑む。庭にもテーブル席を備え、暖かい季節には外で自然を眺めながらカフェを楽しむことができる。

　営業時間は12時～18時（金曜・土曜は22時まで、19時から要予約）。月曜定休。