大宮公園駅近くに4月12日、「和雑貨・手づくり雑貨とワークショップ つくりえ」(さいたま市北区盆栽町90-1、TEL 048-788-3812)がオープンした。5月3日~5日は「大盆栽祭り」に合わせ、「籠染灯籠(かごぞめとうろう)」の展示会が行われた。
店主を務める塚田敬子さんは元美容師。店を開きたいと中小企業診断士になった夫と、開くなら手作り雑貨店を考えていたところ、昨年の大盆栽まつりの際に大宮公園近くの物件を見つけ、和に絞り、和雑貨と手作り雑貨店を計画、オープンにこぎ着けた。
店内には、手作り雑貨の作家に向けレンタル棚も用意。「作品を作って生活していこうと考えている本気の作家さんを集め、一緒にレンタル棚を運営していきたい」と塚田さん。利用客からのニーズを聞いて作家たちと情報を共有しているという。
雑貨販売スペースとは別に、約15平方メートルの空間を用意。ものづくりのワークショップの会場として時間貸ししている。
籠染灯籠の展示会は、中小企業診断士の集まりからHANABUSA DESIGN(越谷市)の花房茂さんと知り合い、その縁で、籠染の伝統工芸士の中野形染工場(越谷市)の中野さんと知り合い、同店のものづくりワークショップスペースを利用して開かれた。藍染め技術「籠染め」の生産量が減る中、「籠染め」で使われていた型をそのままの状態で使って製作した内照式オブジェが「籠染灯籠」。一点物として販売している。
塚田さんは「ワークショップの場所では、面白い企画や、専門的なことにも使って欲しい。手づくりの楽しさを感じて欲しい。いずれはオリジナル商品を作りたい」と意気込む。
営業時間は10時~17時。日曜・祝日定休。