戸田市を中心に石焼き芋の移動店舗を営業している「阿佐美や」が昨年11月から、さいたま市中央区、浦和区付近にも出店している。
「阿佐美や」のオーナーの村田洋子さん、通称「いも子」さんは2005年から戸田市の児童センター子どもの国付近などを中心に、石焼き芋の販売をしている。現在5歳と2歳の子育て中で、営業でできる時間が限られるため、さいたま市中央区で飲食、野菜、手作り小物、海外雑貨の販売、マッサージ投げ銭ライブなどを開催する路地裏マーケットの運営者、齊藤昇平さんにさいたま市での販売を委託した。
芋は、無農薬、無化学肥料のものを村田さんが農家より直接仕入れる。「安心して皮まで食べられるので栄養もたっぷり」と齊藤さん。「紅あずま」「鳴門金時」「安納芋」など、常時2~3種の芋を販売し、食べ比べセットも用意する。1品種の芋を別々の産地から買い付け、「産地違いの食べ比べセット」を販売することもあり、「同じサツマイモでもだいぶ味が違うので食べ比べも楽しい」。
路上販売に加え、保育園に依頼されて子どもたちに芋を届けることもある。「子どもたちに直接焼き芋の楽しさとおいしさを伝えたいので、保育園や幼稚園からの依頼があれば喜んで伺う」と齊藤さんはほほ笑む。「今では少なくなってしまった『石焼き芋屋さん』の文化を残していきたい」とも。
出店場所日時はツイッターやフェイスブックで知らせる。