盆栽町のゆるキャラ、「ぼんサイくん」のラッピングタクシーが4月末から土呂駅東口(さいたま市北区土呂町1)に登場し、利用客や通行人の好評を得ている。
盆栽町のゆるキャラ「ぼんサイくん」のラッピングタクシーに喜ぶぼんサイくん
「ぼんサイくん」は、さいたま市北区盆栽町のキャラクターで、「樹齢1000年の謎の木を青い植木鉢に植樹したら、盆栽ではなくぼんサイくんが育った」という設定。角の代わりに盆栽が生えており、おっとりした癒やし系のゆるキャラ。生みの親はさいたま観光大使で漫画家、イラストレーターのあらい太朗さん。
同タクシーについて、見沼交通社長の佐藤孝明さんは「地域で何かできることがないか、土呂から何か広めたいと思って探していたところ、ぼんサイくんを見つけた。かわいく、これから売り出し中に思えたので、思い切ってラッピングタクシーの提案をしたところ、快諾していただいた」と説明する。
利用客や通行人からは「かわいい」と喜ばれ、「写真を撮らせてほしい」と頼まれることもあるという。混んでいない時間で、他の利用者に迷惑にならないように配慮すれば対応する。
運転手の一人は「前、横のイラストもかわいいが、後ろもお薦め」とほほ笑む。佐藤さんは「土呂駅東口にいることが多いが、出ていることもある。午後の比較的暇な時間帯が狙い目なので、乗りに来ていただければ」と呼び掛ける。
ぼんサイくんは「ぼくはおおきくてタクシーのれないけどうれしいぼん」(原文ママ)と喜んでいる。