さいたま新都心で開催される国際自転車レースの調印式が3月25日、ラフレさいたま(さいたま市中央区新都心3)で行われた。
世界最大の自転車ロードレース「ツール・ド・フランス」を主催する「A.S.O.」社とさいたま市が調印を交わし、それぞれジャン-エティエンヌ アモリ同社社長、清水勇人さいたま市長が出席した。
正式名称は「SAITAMA Criterium by Le Tour de France」となり、さいたま新都心周辺の市街地特設コース(1週約3.1キロメートル)を周回する形式で、今秋10月26日に開催される。「ツール・ド・フランス」の名を冠した世界初の事例となり、観客・関係者含め、国内外から多くの来訪が予想され、地域への高い経済効果が期待されている。
会見でアモリ社長は「さいたま市で開催ができることを光栄に思う。今年7月に開催される本大会の上位入賞者を連れて来るので、本場のレース、本質をぜひ感じてほしい」と話した。清水市長は「自転車は環境負荷軽減や健康面、経済的にも非常に優れた未来志向の乗り物。今回のレースは、自転車マーケット拡大や文化醸成にもつながると考えている」と自信を見せた。
調印式後には、「さいたまスポーツコミッションシンポジウム 笑顔あふれるまちを自転車で」も開催され、大規模スポーツイベント開催に関する基調講演とパネルディスカッションも行われた。