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さいたまの鉄道博物館がリニューアル、科学ステーション&キッズプラザ新設

オリジナルカラーの103系電車やカフェを供えたキッズプラザ

オリジナルカラーの103系電車やカフェを供えたキッズプラザ

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 鉄道博物館(さいたま市大宮区大成町3)に4月27日、「科学ステーション」と「キッズプラザ」がオープンした。

車輪とレールについて学べる「空転自転車」コーナー

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 「てっぱく」の愛称で親しまれる同施設。本館のリニューアルに伴い、旧ラーニングゾーンをリニューアルし、1階をキッズプラザ、2・3階を科学ステーションとして新設した。

 キッズプラザは、ファミリー客をターゲットに、子どもがおもちゃ遊びや電車ごっこができる4つのゾーンと、キッズカフェを設けた。「乳幼児ゾーン」は0~3歳児を対象とし、クッション性のあるフロアやパーテーションを使って安全性に配慮した。「なりきりゾーン」にはポップなカラーリングをした実物の電車があり、鉄道ごっこが楽しめる。「プラレールゾーン」では、新幹線や人気の電車、レール、踏切などのおもちゃを用意する。広いスペースで自由にレールをつなぎ、レイアウトして遊ぶことができる。

 キッズカフェでは、おもちゃ付きの「キッズバーガーセット」(610円)、3個セットの「てっぱくミニドーナッツ」(250円)などのメニューを用意し、親は遊ぶ子どもを見守りながら休憩ができる。

 科学ステーションは、小学生を対象に、鉄道を科学的な視点から見て、鉄道の不思議や仕組みについて知ることができる施設。各階にあるシンボル展示では、実際の車軸やパンタグラフを展示し、背景のスクリーンには鉄道が走る映像が流れる。映像の中で出現する、シンボル展示に関するキーワードの手をかざすと、解説が始まる。

 実験・体験できるコーナーは、スティックで上下に分かれた2本の電線から途切れることなく電気を集めてゴールまで進む「集電ゲーム」や、鉄の車輪とゴム製の車輪の自転車を走り比べる「空転自転車」など、鉄道に対する「なぜ」「どうして」の興味を引きだす体験装置がある。体験装置で楽しみながら学んだ後は、鉄道でその仕組みがどう生きるのか、パネルで詳しく解説するコーナーも備える。

 オープンに先駆けて行われた内覧会では、大成小学校の3年生が訪れ、科学ステーションで実験を行ったり、キッズプラザで自由に遊んだりして各コーナーを楽しんでいた。

 開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。火曜、年末年始休館。2018年夏には新館をオープンする予定。

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