大宮ラクーン（さいたま市大宮区宮町1、TEL 048-640-2811）で現在、世界に1体しかない映画「ターミネーター」シリーズ第1作のターミネーター「T-800型」が展示されている。

ターミネーターT-800型を撮影する来場者

　展示されているのは、シリーズ第1作の撮影時に使われたエンドスケルトン模型。同シリーズでSFXを担当した故スタン・ウインストンさんが、ジェームス・キャメロン監督のデザインを基に製作した、撮影に使われたものとしては現存する唯一の模型とされている。映画の中ではクローズアップに使われ、本来は上半身と下半身が別々だったが、その後、つなぎ合わせて全身像になったモデルだという。ウィンストンさんのハリウッドの工房で1991年まで展示され、その後、日本にやって来た。

　今回の展示は、大宮ラクーンの開業1周年を記念して企画。5日の設置以来、通りがかったカップルや親子連れが模型をバックに記念撮影を行っている。「ターミネーターの近未来の世界観を体感していただければ」と同館担当者。

　場所は同館1階のラクーンストリート。営業時間は7時～翌2時。7月12日まで。