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大宮で「ストリートランチプロジェクト」 大宮にぎわい創出目的に社会実験

「Bagel Lapin(ベーグル ラパン)」の出店

「Bagel Lapin(ベーグル ラパン)」の出店

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 社会実験の催し「ストリートランチプロジェクト」が大宮東口、氷川緑道西通線沿いの逸見ビル(さいたま市大宮区大門町 3)1階で始まり 1カ月がたった。主催はアーバンデザインセンター大宮(UDCO)。

ベーグルとベーグルサンドをそろえる

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 大宮エリアの価値の向上、暮らしの質の向上のために、市が所有する都市計画道路などの低未利用地を使い、沿道に経済効果・にぎわいを創出することを目的とした社会実験「おおみやストリートテラス」のランチ版。おおみやストリートテラスは 2017(平成29)年に 1回目が行われ、3回目の 2019年 10月は 16日間の開催で、さいたま市内を中心に 23店の飲食店などが協力、芝浦工業大学環境システム学科都市計画研究室による「子どもも大人もゲームカフェ」、埼玉福祉・保育専門学校の学生による「まちの子ども広場」も行われ、延べ 3千人が訪れたという。

 同団体の新津瞬さんは「1 年の限られた日に行っていた社会実験を、定期的に行うことでより『大宮の日常』に取り入れてもらうようにするのが目的」と話す。「ビルのオープンスペース等を利活用したいオーナーの方と、大宮駅周辺で出店したいプレーヤーを、マッチング・調整する仕組みをつくるための実験」とも。

 まずは、2 月3 日から毎週月曜に「Bagel Lapin(ベーグル ラパン)」が出店。ベーグル 7種類ほど、ベーグルサンドイッチ 4~6 種類を提供する。4 月以降は、開催曜日、複数の出店者を検討していきたいと話す。

 Bagel Lapin の角井優佳さんは「道端で営業すると、いつもお店に来てくれる人とは違う人が寄っていってくれるので面白い。男性のお客さまも多い。ランチタイムだからかやはりサンドイッチが人気」とほほ笑む。買いに来た大宮区の40代主婦は「ベーグルとしてはやわらかくて子どもでも食べやすい。品ぞろえも豊富」と話す。

 新津さんは「大宮駅東口は外でくつろげる場所が少ないので、店で買ったものを食べながらおしゃべりできるような公共空間を作りたいというのがそもそもの発端。毎週開催にすることで、特別なものではなく普段使いとして利用いただけたら」と呼び掛ける。「もちろん持ち帰っていただけるので、今の状況でもご利用いただけやすいかも」とも。

開催時間は毎週月曜 11 時~14 時。祝日は休み。3月2日も通常通りの開催を予定している。

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