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北大宮のコーヒースタンド&焙煎所が4周年 鮮度大事に毎朝店頭で豆を焙煎

店主の湯田健也さんと妻の佐知子さん

店主の湯田健也さんと妻の佐知子さん

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北大宮のロースタリーカフェ「ALL THAT COFFEEWORKS(オール ザット コーヒーワークス)」(さいたま市大宮区土手町2)が8月10日、4周年を迎える。

自由に10種類以上のコーヒーを飲み比べできる試飲サービス

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 大宮出身で店主の湯田健也さんは、コーヒー会社に12年勤務。「一番おいしい状態の新鮮な豆を自らの手で直接届けたい」という思いから、脱サラして自身の店をもつことを決意。会社に勤める傍ら、より充実した知識や技術を得るために休日はバリスタトレーニング教室に通うなど準備を進めたという。

 湯田さんが現店舗での開業にこぎ着けたのは、2017(平成29)年。毎朝、店頭でコーヒーを焙煎(ばいせん)している。「販売するのは焙煎から1週間以内の豆だけ」と言う湯田さんは「自家焙煎のコーヒー豆店というと、店内に入りづらい印象を抱かれがち。どなたでも気軽に立ち寄れる雰囲気づくりと、買い物しやすい接客を大切にしている」と話す。店頭では感染症対策を施した上で、10種類以上のコーヒーを自由に試飲することができる。「自分好みの味を納得して選んでもらうためには、お客さま自身に味わってもらうのが一番」とも。

 店内では、コーヒー豆のほか、1杯ずつ手軽にコーヒーを抽出できるドリップバッグやコーヒー器具の販売も行う。コーヒーやエスプレッソを用いたドリンクやデザートを購入できるコーヒースタンドも併設している。デザートは、コーヒーとの相性を考慮しながら妻・佐知子さんが作る。コロナ禍の現在はカフェスペースを休止しておりテークアウト限定だが、店頭に設置された屋外の椅子で飲食することはできる。コーヒー豆は、通販も可能。

 開店4周年となる今年は、記念フェアを実施。コーヒー豆やコーヒー器具を2割引きで購入できる。コーヒー豆を購入の際にはオリジナルアイシングクッキーを進呈する(数量限定)。記念フェアの開催日は8月7日~17日。

 湯田さんは「表通りには面していない店舗のため、『こんな目立たない場所でやっていけるのか』と不安もあったが、今、それを笑い話にできるのも、お客さまの支えのおかげ」と話す。「コロナ禍が過ぎたらイートインを再開し、少しの間、腰掛けてコーヒーやスイーツを楽しんでもらえる空間を提供できれば。コーヒーを通して地元大宮の活気ある街づくりに貢献できるように、これからも新鮮で香り高いコーヒーを届けたい」とも。

 感染症対策のため、現在は10~17時の短縮営業。平常時の営業時間は10~18時。火曜、第2・4月曜定休。

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