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大宮・氷川参道の玩具店「Toy-Toy」9周年 育児経験を生かし選ぶ世界中の玩具

大宮の「Toy-Toy(トイトイ)」店主の大木さん

大宮の「Toy-Toy(トイトイ)」店主の大木さん

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 大宮の「Toy-Toy(トイトイ)」(さいたま市大宮区浅間町2)が4月1日、9周年を迎えた。

1000種類以上の商品が並ぶ店内

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 ヨーロッパ製や国内の玩具作家による玩具など、世界各国の商品を取り扱う同店。乳児向けのものや子どもから大人まで一緒に遊べるテーブルゲームなど、1000種類以上の商品を取りそろえる。

 香料会社勤務などの経歴を持つ大宮出身の店主・大木麻記子さんは、育児中に出会った脳科学の専門家から聞いた「子どもの発達には眼球を動かすことが重要」という話をきっかけに、発達を助ける玩具の存在に興味を持ち始めたという。

 専門書や「発達段階により生じる子どもの興味や意欲を満たす環境を用意する」というモンテッソーリ教育に携わる人からの話でさらに学びを深めたという大木さん。百貨店などで自分の子への玩具を探したが、「求める素材や意図の商品が店頭に見当たらず、通販では手で感触を確かめることができないことへの不安や不満もあった」という。自らの経験を基に、2013(平成25)年、地元の大宮で同店をオープンした。現在は年に1度、大宮区内の保育専門学校で「玩具と子どもの成長」に関する講義の講師も務めるという。

 「心から満足する経験」をコンセプトにする同店では「異なる玩具同士を自由に組み合わせたりルールを変えたりすることで、違う遊びに発展させることができる玩具を積極的に並べる」という。大木さんは「店内で遊ぶ子どもが、本来は車とセットのレールにビー玉を転がし始めると正そうとする親もいるが、それは素晴らしい発想だと思う。店内で商品にじかに触れ、想像力を働かせて自由に遊ぶ様子を見守りつつ、子どもと玩具の相性を見極めてほしい」とほほ笑む。「手から得る感触も重要と考えているため、木などの自然素材による玩具を多く取り扱うのも特徴」とも。

 「自分の子が実際に使って良かった商品も多く取り扱っており、経験談と共に説明できるので、遊び方や選び方など気兼ねなく相談してほしい。コロナ禍で遊び場も限られ、子どもと一対一で過ごす親も多い今だからこそ、気軽に立ち寄ってもらえたら」と呼びかける。

 現在は短縮営業中で、営業時間は14時~16時(土曜・日曜・祝日は13時~)。月曜・火曜定休。

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