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北上尾でファンタジーアート展「十三月世の白雪姫」 精霊たちの世界描く

物語を緻密に描く「ガブリエル・ガブリエラ」の作品

物語を緻密に描く「ガブリエル・ガブリエラ」の作品

 上尾市在住の画家2人組「ガブリエル・ガブリエラ」によるアート展「ファンタジーは終わらない~上尾市にある異世界への扉『十三月世大使館(じゅうさんつきよたいしかん)』より~」が現在、カフェ「ステンドコーヒー」(上尾市中妻1)で開かれている。

「13月世の白雪姫」シリーズ「生命の樹」の原画

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 ガブリエル・ガブリエラは、武盾一郎(たけ・じゅんいちろう)さんとポオ・エ・ヤヨさんによるアートユニット。「この世(12月世)と織り成す精霊たちの世界『13月世』の絵と物語を紹介する」活動を続けている。同展は武さんらが「地元の方々にもっとアートに触れてもらう機会を増やしたい」と考えていたところ、同店店主の森久憲生さんから声がかかり企画したという。

 武さんは元パンクバンドのベーシスト。バンドが解散した25歳ごろに絵を描き始めた。「最初は仲間とペンキを使ったストリートアートを行っていた。そのうち、『自分の意図を外して作品は完成するのか』を試したくなり、線画を始めた」と武さんは振り返る。ヤヨさんは音大バイオリン科でクラシックを学んだが、就職先の画廊で絵の技術を見込まれて浮世絵修復士になったという異色の経歴を持つ。2人はSNSを通じて出会い、2013(平成25)年にユニットを結成。2019(平成31)年に直営ギャラリー「十三月世大使館」(上尾市富士見1)を開いた。

 ユニットの作品は、人物や動物などをヤヨさんが担当し、背景や装飾などの細部を武さんがペンで描き込む。絵の世界観や物語は2人で話し合いながら描き進めているという。「不思議と、思うことが一緒で、作品作りでけんかしたことがない。SNS投稿のタイミングなど、作品と関係ないことでけんかになることはあるが…」と武さんは話す。

 同展では、ユニットによる「13月世の白雪姫」シリーズの「生命の樹にて-天使アルと鳥たちの祝福のうた-」の原画やジクレー版画(高精細プリント)のほか、武さん、ヤヨさん、それぞれの過去作品を合わせて約20点を展示。今回初めて、同シリーズの物語を文章に書き起こした冊子を作成した。店内で閲覧できるほか、ネット上でも閲覧できる。

 武さんは「コーヒーを味わいながら『12月世(この世)』と『13月世』がフワリと重なるひとときを楽しんでもらえたら。当展が、日常の中に『アートに触れる・部屋に飾る・語る』文化が根付くきっかけになれたらうれしい」と話す。

 開催時間は9時~18時(月曜は15時まで)。要ワンオーダー。3月8日まで。

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