さいたま新都心に、乳腺外科をメインに脳神経外科・婦人科を併設する「新都心むさしのクリニック」(さいたま市大宮区北袋2、TEL 048-783-3183)が開院し、3カ月がたった。
200坪の土地に新築のクリニックで、明るい広々とした院内。乳腺外科と婦人科、脳神経外科で異なる入り口と待合室を設け、来院者のプライバシーに配慮する。
高性能なMRI/マンモグラフィーを活用した予防と検診を特徴に掲げ、「最新鋭の医療機器」を導入し、検査環境の向上を図るという。
エコーには埼玉県で3台しか導入されていない(2016年4月時点)最新式の乳がん検診用超音波自動ブレストボリュームスキャナーを導入し、立体的な画像を映し出すことができる。MRIにはGE社製、最新のMRI 3テスラで、多くの画像情報を得られるタイプの機械を導入。マンモグラフィーはデジタルマンモグラフィー装置で、低被ばくで痛みの少ないものを採用している。
各科で専門医による診療を行い、「乳腺外科」・「脳神経外科」・「婦人科」各診療科目ごとに専門医の資格を持ったドクターが対応。乳腺外科・甲状腺内科では週2日女性ドクターが診察を行う。脳ドック、乳がん検診、さいたま市市民検診など各種検診も行う。
不定期で健康教室を開催。「乳がん。どんな病気なの?」をテーマに8月27日と10月1日に行う。参加無料で申し込み不要。質問や相談もでき、その場で検診の申し込み、予約も可能。
同院事務長の大郷央也さんは「最近は乳がんが話題になることが多いので、来院者は増えているが、今のところ初診の方は予約不要で診察を受けることができる。心配なことがあればすぐに来ていただける」と話す。
天野定雄院長は「身近に乳がんや卵巣がんを患った方がいらっしゃる場合は、早期発見が肝心。当院では写真や図など分かりやすい資料を交えながら丁寧にご説明することを旨としている。患者さまの意思を尊重して治療方針を決定し、いざというときに最も頼りになる存在でありたいと思っている。気になることがあれば、お気軽にご相談いただければ」とほほ笑む。
診療時間は、9時~13時、14時30分~17時30分。日曜・祝日休診。8月11日~15日は休診。