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さいたまのイタリア家庭料理カフェが3周年 3歳からの料理教室も

キッチンに立つCoccole代表の松本さん

キッチンに立つCoccole代表の松本さん

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 さいたま市中央区のイタリア家庭料理カフェレストラン「Coccole(コッコレ)」(中央区上峰、TEL 048-711-7588)が5月24日、3周年を迎えた。

和洋折衷でレトロな雰囲気の店内(関連画像)

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 「Coccole」は「寄り添う、いとしむ」を意味するイタリア語。彩の国さいたま芸術劇場近くの住宅地にある同店は周囲を緑に囲まれ、和洋折衷でレトロな雰囲気の建物。曜日別でカフェ・イタリアンディナー営業と大人向け・子ども向け料理教室も開いている。週末の子ども向け教室は3歳から小学生までが対象で、毎月60人ほどが参加。幼児でも保護者の手を借りずに素材から料理を作る。

 店主の松本真実さんは埼玉県さいたま市出身。幼いころから料理が好きで、短大卒業後、いったんは教員になるものの、その後レストランや料理教室に勤務。イタリアで本場の家庭料理を1年間学んだ後、地元に戻り同店を開いた。店舗は、松本さんが両親とともに住む再生古民家と庭続きの敷地にある。

 「家庭料理の店なので、実家に帰って来たようにゆっくりくつろげる雰囲気作りを大切にしている。オープン準備の時に最初はイタリア風の家をイメージしたが、料理教室では和食を作ることもあり、今のような雰囲気の方がしっくり来ると考えた。店としては料理のおいしさはもちろん、お客さまが『心地いいと無意識で感じる』空間作りと接客が非常に大切だと考えている。カフェも料理教室もリピーターの方が少しずつ増えてきたことで、住宅地の中にある小さな店として続けて来られた」と話す。

 さいたま市中央区在住の女性客2人は「近所なので店を見かけて気になっていた。今日は2回目の来店。前回来た時の料理がとてもおいしかったので、再訪した」と話す。

 夏以降、中高生向けの料理教室を始める予定。「将来独り立ちした時に自分でご飯を作れるように、『サバのみそ煮』や『から揚げ』のような定番メニューを教えたい。忙しい年代だが、習い事の一つという感覚で捉えていただければ。その年齢の子どもならもう家庭で親の手助けもできる。料理の仕事に興味のある子ども向けには、もっと深く対応することもしてみたい」と松本さん。

 7月の子ども向け料理教室は「ピザ作り」がテーマ。22・23・29・30日の午前・午後に開催。その他、大人向けのイタリア家庭料理教室なども行う。

 カフェ営業時間は火曜~金曜の11時30分~16時(ランチメニューは14時まで)。ディナーは金曜~日曜の18時~21時30分(要予約)。月曜定休。

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