大宮区役所(大宮区大門町3)前にある道路建設予定地で9月15日から、社会実験イベント「おおみやストリートテラス」を開催している。
区内外から飲食店やアクセサリーショップなど13店が、日替わりで1日2~6店出店する。初日は区内外からベーグルショップやクラフトビール店、移動販売のコーヒーショップなど4店が出店。区役所職員や、周辺地域の会社員、専門学校生などが来場した。
道路整備などの長期にわたる都市整備事業のため遊休化している地域を対象に、新たなまちづくりの施策を実験するという同イベント。開催期間中の人通りの変化や、性別・年齢層別に好まれる店、休憩スペースの調査などを行う。大宮を中心に事業を展開している人をパネリストに招き、新たな街作りについて考えるトークイベントも行う。
都内を中心に移動販売を行っている「Cona cafe(コナカフェ)」の黒肘郁さんは「空いているスペースを使ったイベントは地域の活性化にもつながるよい取り組みだと思う。大宮区外からの参加だったため、なじめるか不安もあったが、今は地域の方々とのふれあいを楽しんでいる」と話す。
同イベントを企画した「アーバンデザインセンター大宮」(さいたま市大宮区宮町1)の児玉千絵さんは「遊休化している道路でもこんなことができる、ということを暫定的にでも提案できれば。今後同様の活動を積極的に展開してみたいという市民・区民の方々の思いを換気することでまちづくりの幅も広がる。ぜひ気軽に立ち寄っていただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~20時(最終日は16時まで)。9月24日まで。