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子ども大学SAITAMAの小学生がオープンカフェでおもてなし カーフリーデーで

緊張しながらも笑顔で接客

緊張しながらも笑顔で接客

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 9月19日のさいたま市カーフリーデーで開催された路上オープンカフェに、6年生26人が地域の会社や店の人と共に「おもてなしオープンカフェ」を出店した。子ども大学SAITAMAのカリキュラムの一環。

手作りPOPも秀逸

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 子ども大学は、小学4~6年生を対象として、知的好奇心を刺激する学びの機会を提供するために埼玉県ほぼ全域と一部他県の市町村区で実施されている取り組み。子ども大学SAITAMAはさいたま市地域での取り組みで、さいたま市教育委員会が後援。7月に本年度の入学式が行われ、来年1月まで毎月1回講義や体験学習が行われる。

 9月はイベントに出店する地元企業、商店での「販売体験」がテーマ。カーフリーデーに路上オープンカフェを出店している大宮西口おもてなし実行委員会が協力し、「おもてなしオープンカフェ」が実現した。当日の参加だけではなく、店の人との打ち合わせなど、企画から小学生たちが関わった。

 一凛珈琲(コーヒー)のバームクーヘンを売る店を手伝った古池琴子さん、加藤里奈さん、竹内朱里さんは、同社社長の宮本博史さんから「一凛バウムをたくさんの人に食べてもらえるようにプロデュースしてもらいたい」という課題を出された。3人は、パッケージのデザインや値段を検討し、ポップに書く文章も考案。「バームクーヘンは丸いので、丸いデザインにしよう」「大きな声で明るく呼び込みをしよう」と、自分たちでアイデアを出した。

 呼び込みは「最初はちょっと恥ずかしかった」と、古池さんははにかんだ。宮本さんは「想像以上に楽しかった。子どもの可能性も感じた。子どもたちも良い体験になったのではないか」と話した。

 子ども大学SAITAMA副実行委員長の榎本登志雄さんは、「子どもたちは、自ら大きな声で呼び込みをしたり、コストについて考えたりと、大人が驚くほどの主体的な動きを見せてくれた」と説明する。外での活動は初めてとのことで、「子どもたちの安全確保に一番気を使った。保護者ボランティアの方にもご協力いただき、常に大人が一緒にいるように配慮した」という。

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