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大宮で電子ブロック「リトルビッツ」体験会 子どもも簡単に電子工作

磁石で簡単に接続できる電子ブロックの「リトルビッツ」

磁石で簡単に接続できる電子ブロックの「リトルビッツ」

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 電子ブロック「リトルビッツ(littleBits)」を使い電子回路の基礎を学ぶワークショップが10月16日、大宮シーノの生涯学習総合センター(大宮区桜木町1)で行われた。主催はリトルビッツクラブさいたま。

電子ブロック「リトルビッツ」で作った首振り扇風機

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 リトルビッツは、スイッチ、音を出すもの、ボタン、モーターと機能別に色分けされた電子ブロック同士を磁石で簡単に接続し、動いて反応する仕組みを組み立てることができるもの。間違ったつなぎ方をすると磁石が反発して接続できないため、子どもでも正しく回路をつなぐことができる。

 米国の女性起業家アヤ・ブデールさんが開発し、2011年から販売。ネット上にソースコードを公開する「オープンソース」という仕組みをとっており、誰でもダウンロードして自由に扱うこともできる。

 「日本ではまだリトルビッツを使ってワークショップを行っているところは少ない」と同クラブの太田一穂さんは話す。埼玉では熊谷と同クラブで体験できる。

 9月からワークショップを行っており、3回目の今回は親子2組6人が参加した。最初に簡単な仕組みの説明をし、自由に組み立てて仕組みを体感。その後、「どんなものが作れるか、作りたいか」を考え、実際に作ったものを一つずつ発表した。「首振り扇風機」「モーターで自動巻き上げの魚つり」「光る家」などが出来上がった。

 浦和区から参加した小学生の女の子は、「家で使っている身近な家電をまねしたものが作れて面白かった」、小学生の男の子は「初めはよく分からなかったけれど、すぐにできるようになって楽しかった」と笑顔で話した。太田さんは「5歳の子には難しいかと思ったが、十分楽しんでいた。物作りの基礎を楽しみながら覚えてもらえたのでは」と話した。

 同クラブの大島剛さんは「自分も初めて触ってみてとても面白いと思った。こんなに簡単に電子部品を組み合わせていろいろなものが作れて、かつ、大きな電源やはんだごてなども不要なので子どもでも安全に扱うことができる。たくさんの人に体験して楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。

 同クラブでは今後も定期的にワークショップを行っていく。日程は順次サイトで公開する。

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