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さいたまにつまみ細工と藍染めの店「てしごと屋 盆栽村店」 髪結いイベントも

つまみ細工のかんざしと松竹梅飾りを手にする店長金澤さん

つまみ細工のかんざしと松竹梅飾りを手にする店長金澤さん

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 さいたま市北区の大宮公園駅近くの商店街に11月27日、つまみ細工と藍染めの店「てしごと屋 盆栽村店」(北区盆栽町、TEL 048-783-4168)がオープンした。

「てしごと屋 盆栽村店」の外観(関連画像)

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 藍染めと埼玉県物産品を扱っていた「まめぼん亭」が閉店後、改装し新店としてオープンした。店長の金澤美保さんは「まめぼん亭」営業中から店内でつまみ細工教室を行っており、県内全域および日光などの遠方からも約30人の生徒が通っていたこともあって、経営を引き継ぐ決断をした。

 金澤さんは「ウェブショップで16年間つまみ細工作品を販売してきたが、実店舗を持つのは初めて。盆栽町には10年ほど前から作品展示会などで縁があった。この街を愛するたくさんの人に支えられているので、良い店をつくり、街を盛り上げたい」と話す。

 店内には金澤さん作のつまみ細工のほか、武州中島紺屋(羽生市)の藍染め作品、盆栽と名の付く菓子などが並ぶ。来店客は地元住民のほか、盆栽を見に訪れる外国人も多いという。そのため、店内の案内文には英語も併記している。奥の小上がりミニギャラリーには真新しい畳が敷かれ、イグサの香りが漂う。ギャラリーは1週間単位で貸し出す。

 毎月第3日曜には店内で「日本髪DAY」イベントも行う。実際に日本髪を結ってもらったり、その様子を見学したりできる。金澤さんは「本来、かんざしは日本髪あってのもの。まずは見て、知ってもらいたい。盆栽町は良い物を理解してくれる人が多い街。職人の手で作られた日本のものに触れられる場所にしたいと考えた。子どもにも、外国の方にも、ぜひ本物の良さを感じてほしい」と話す。

 営業時間は11時~17時。月曜・木曜定休。つまみ細工教室は毎週金曜開催。問い合わせは電話で受け付ける。

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