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さいたまの「路地裏ガレージマーケット」が100回 こだわり商品やミニライブも

路地裏ガレージマーケットの運営スタッフ

路地裏ガレージマーケットの運営スタッフ

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 さいたま市中央区で毎週日曜に開催されている「路地裏Garage Market(ガレージマーケット)」(さいたま市鈴谷7)が7月30日、100回目の開催を迎えた。

毎週日曜開催の路地裏ガレージマーケット(関連画像)

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 中央区にある元木材会社の倉庫で行う同マーケットには、さいたま市内、関東からのほか全国から出店があり、内容は飲食、野菜、手作り小物、海外雑貨、マッサージ、似顔絵、投げ銭ライブなどさまざまで、出店者は毎回入れ替わる。この日は13店舗の出店があり、200人ほどの来場者があった。

 2014年11月に1回目を開催し、初めのうちは毎月2回日曜行っていたものを2016年の3月から毎週日曜開催に変更した。運営スタッフ代表の一人で自家焙煎(ばいせん)コーヒーの販売もする旅商人拓さんは「僕たちがマーケットを始めたのは、イベントとしてではなく、体や環境に優しい商品などこだわりのものを日常的に買える場所を、近所のスーパーと同じように近所のお店の選択肢の一つとして作りたかったから。だから毎週開催することに意味がある。100回開催するうちに、常連さんも増え、原材料について質問してきてくれるなどマーケットのこだわりを理解してくれる人も多いことがうれしいし、今後はこだわりを意識したことがない人にもどんどん寄ってもらって、そういう商品もあるということを伝えていけたら」と話す。

 運営スタッフは20代の8人。ほかに、常連の出展者の人やイベントなどに積極的に協力する地域の幅広い年齢のお手伝いの人も多い。拓さんは「運営スタッフ、出店者の人たちに加えて、常連のお客さんが宣伝してくれたり、友人を連れてきてくれたり、買ったり食べたりしてくれる。ビジネスという視点からすると厳しい時もあるけれど、この場所を存続させようと応援してくれるみんなの気持ちに応えて、ますますいい場所にしていきたいと思う」と話す。

 運営スタッフの齊藤昇平さんは「一回一回を無我夢中でこなしてきたが、続けるうちにやりたいことをやれる自信とつながりができてきた。次は、出店者の人やお客さん、関わってくれるみんながこの場所をきっかけにして新しい挑戦をしてもらえるようにしていきたい。年齢・世代・土地、時には国籍を越えて交流がある。昔からの地域のつながりとはまた別の新しいコミュニティーとして、各街に一つこういう場所ができていったらうれしい」と力を込める。

 次回の8月6日は、2~3カ月に1回行われるテーマを決めて出店者を集うコンセプトマーケットとして「ろじうらのなつやすみ」と題し、子どもが参加できるイベントを多く開く。使わなくなったおもちゃの交換会、打楽器ボンゴ作り&みんなで演奏会、タイルアート、パステルアートでカレンダー作り、ふわふわたこを作って飛ばそう、流木のえんぴつでキーホルダーやキャンドル作り、毛糸を使ったリングワークなどワークショップを行う。齊藤さんは「もしかしたら夏休みの宿題が一つ終わるかもしれないし、いつもの通りおいしい食べ物や飲み物もあるので一日ゆっくり楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時。マーケットは入場無料、ワークショップは各実費。雨天決行。

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