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大宮で女性ビジネスコンテスト 最優秀賞に「子育て・介護・パン店一体型施設プラン」

ファイナリストの7人

ファイナリストの7人

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 大宮のソニックシティホール(さいたま市大宮区桜木町1、TEL 048-647-7722)で9月13日、女性によるビジネスプランコンテスト「SAITAMA Smile Women Pitch(スマイル ウーマン ピッチ) 2017」のファイナルイベントが行われた。

最年少のファイナリストは高校2年生の望月まいさん(関連画像)

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 最優秀賞には「grain grain」(春日部市大場207)の鈴木美緒さんが選ばれた。主催は埼玉県。

 県内で事業を営む創業10年以内の女性事業者、県内でおおむね1年以内に起業を考えている女性を対象にした同コンテスト。この日は、一次、二次審査を通過した7人が公開形式で最終プレゼンテーションと質疑応答を行った。

 7人の参加者はそれぞれ、既に行っている事業や地域生活の中での気づき、自らの体験を元にした提案などから発展させたビジネスプランを、写真や図・表などの資料を使いながら説明した。最年少参加者となる高校2年生の望月まいさんは、ファスナーを使って福祉用品やベビー用品などの汚れやすい部分が取り換え可能な商品の事業計画を発表した。

 最優秀賞に選ばれた「grain grain」の鈴木さんは2013年に会社を設立し、春日部市でデイサービス、保育園、カフェを運営している。商店街にあるパン店だった実家の場所にオーガニックカフェを開き、子育て支援のスペースと介護予防のスペースとテークアウト専門のコッペパン店が一体化した施設を造るビジネスプランをプレゼンした。

 鈴木さんは「起業から4年間、大変なこともあったが、ピンチのときに学べると考えてやってきた。今後も地域コミュニティーとしての機能を持たせることで商店街の維持発展や地域活性化に貢献していきたい」と話す。

 会場では当日、2016年の最優秀賞受賞者でまつげエクステサロン、スクールなど22店舗を展開する「アイエフラッシュ」社長の南まゆ子さんと、授乳服の販売など出産後の新しいライフスタイルを提案する「モーハウス」社長の光畑由佳さんによる開業当時のビジネスプランについてのトークイベントや、本年度エントリーしたビジネスプランの紹介も行われた。

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