総合光学機器メーカーの株式会社タムロン(代表取締役社長:桜庭省吾、本社:さいたま市)は、森林などの膨大な測量データ等を誰でも簡単に活用できる地理空間情報アプリプラットフォーム「mapryマップ」を提供している株式会社マプリィ(以下、マプリィ)との間で戦略的な協業体制を構築するとともに、同社への出資を実施しました。
マプリィは、森林や土木などの現場のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるために、リモートセンシングサービスを提供し、計測・解析したデータを活用したサプライチェーンプラットフォームの展開を行っています。これまで、測量機器のコストや操作・解析の難しさから、三次元データの取得や活用が困難でしたが、マプリィはそれを容易にするソリューションを提供しています。
日本の森林面積は国土の三分の二※を占めており、世界でも有数の森林国です。そんな中、毎年、森林蓄積は増加し、林業従事者の減少・高齢化などの理由から適切な森林管理ができていないことが課題となっています。それにより、本来、森林が保有している機能、土砂災害の防止、土壌保全(国土の保全)、地球温暖化の防止、生物多様性の保全などが正常に働かなくなり、自然災害による人的被害、気候変動による気温の上昇などの社会問題に繋がっています。
タムロンが持つ無限の可能性を秘めた光学技術、そしてマプリィが保有するデジタル技術とソリューションを組み合わせることで、シナジーが創出されることを期待し、今回の出資に至りました。この取り組みにより、森林はもとより様々な産業分野や社会課題の解決に貢献できるよう努めてまいります。
今後もタムロンは日々変化する市場や顧客ニーズに応えるため、様々な産業分野で活用できる光学技術を駆使し、他業種とのシナジー創出をはじめ、新たな価値を創造する取り組みを進めてまいります。
※出典:林野庁「森林・林業・木材産業の現状と課題」(25年3月現在)
https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/genjo_kadai/
<株式会社マプリィについて>
会社名 :株式会社マプリィ
設立 :2019年1月
所在地 :〒669‐4125 兵庫県丹波市春日町多田165番地
代表者 :代表取締役 山口 圭司
事業内容 :GISアプリケーションの開発、LiDAR等ハードウェアの開発
URL : https://mapry.co.jp/
<株式会社タムロンについて>
デジタル一眼カメラ用交換レンズをはじめとする、一般ユーザー向けの自社ブランド製品からOEM製品、そして各種産業分野に貢献する光学製品に至るまで、独創的な光学製品を供給している総合光学機器メーカーです。今後も豊かな創造性と先進的な高い技術力を駆使し、さまざまな産業分野に眼を向けて邁進するとともに、事業活動のあらゆる面で環境保全に配慮した活動を目指します。詳しくは株式会社タムロン公式ホームページ(https://www.tamron.com/jp/)をご覧ください。
<取扱光学製品>
ミラーレスカメラ用交換レンズ、一眼レフカメラ用交換レンズ、監視カメラ用レンズ、FA/マシンビジョン用レンズ、TV会議用レンズ、カメラモジュール、車載カメラ用レンズ、ビデオカメラ用レンズ、デジタルカメラ用レンズ、ドローン用レンズ、医療用レンズ、各種光学用デバイス部品 他