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十文字学園女子大開発の新ジェラート、さいたま新都心の展示会で発表

「フォーチュンオレンジジェラート」を開発した田村羽乃耶さん(左)、村田咲南さん(中央)、小山彩桜さん(右)

「フォーチュンオレンジジェラート」を開発した田村羽乃耶さん(左)、村田咲南さん(中央)、小山彩桜さん(右)

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 十文字学園女子大学食品開発学科は2月6日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区新都心)で開催された「農と食の展示・商談会2025」で新商品「フォーチュンオレンジジェラート」を発表した。

新商品開発「フォーチュンオレンジジェラート」

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 同学科では、これまでも規格外トマトやイチゴの「あまりん」など埼玉県産の食材を活用し、企業や店舗とコラボレーションしながら商品開発を行い、地域貢献に取り組んできた。ゼミ活動では、先輩からプロジェクトを引き継いだり、商品にリニューアルを加えたりしながら、継続的に新たな商品開発に挑戦している。

 2年生の牧未紘さんは、来年度からゼミ生として商品開発に取り組むという。「もともと食べることが好きで、アレルギーがあったこともあり、どんな人でもおいしく食べられる商品を作りたいと思った。さまざまな企業と協力しながら、収穫から商品開発、販売まで自分たちで関われることが魅力」と話す。

 ゼミ生は2024年度の「Z世代が好むかんきつ製品の開発」に取り組む「ふるさと支援隊」に参加。埼玉県ときがわ町で栽培されているかんきつ「福みかん」を昨年11月ごろに収穫し、商品開発から、商品名やパッケージのデザイン、販売まで、学生たちが一貫して関わる新商品開発プロジェクトとなった。

 プロジェクトの最終成果として開発したジェラート「フォーチュンオレンジジェラート」の製造は熊谷市の「ジェラートマリノ」、パッケージデザインは「オクムサデザイン」が協力し、試作と改良を重ねながら完成にこぎ着けた。

 田村羽乃耶(はのや)さんは、ゼミに入って「福みかん」の商品開発を選んだという。「先輩の代から開発を引き継ぎ、今年、商品化できた。試食してもらい、おいしいという声を聞いてうれしい。通年提供できるようジェラートマリノさんと協力しながら、学校や展示会のみで販売するのはもったいないので、大手スーパーやデパートでも限定販売できるようにしたい」と意気込む。

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