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岩槻の商店街でキャンドルナイト ろうそくの明かりの下でマルシェや演奏

「香風」店内にディスプレーされたキャンドル

「香風」店内にディスプレーされたキャンドル

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 商店街をキャンドルの明かりで彩るイベント「栄町通り商店街キャンドルナイト」が12月12日、岩槻駅近くの栄町通り商店街(さいたま市岩槻区本町4)で開かれた。主催は栄町通り商友会と岩槻家守舎。

各店舗でキャンドルナイト特別企画・販売を行った

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 「ほっとひといき・皆の商店街」をキャッチコピーとして活動する同会。同イベントは、夏至と冬至に開かれている「100万人のキャンドルナイト」に着想を得て昨年夏から企画。今回が4回目となる。

 メイン会場となるシェアキッチン「Chatora(チャトラ)」前の広場には、クリスマスツリーをイメージしたキャンドルタワーを設置。当日は強風のため屋外での点灯を中止したが、イベントに参加する各店舗内で明かりをともし、販売やワークショップなどを行った。

 「Cafe Himari(カフェひまり)」では、カリンバ・ハンドパン奏者のSONO(その)さんによる演奏と楽器体験、即興朗読会を開き、10人ほどが参加した。カリンバ体験では、SONOさんの合図に合わせてクリスマスソングの合奏などを楽しんだ。「アロマ&ハーブショップ香風(こうふう)」では、「水玉工房」の陶器の展示販売や、「Nami’s Ayurveda(ナミーズ・アーユルヴェーダ)」によるキャンドルナイトヨガを開催。「シェアキッチンChatora」で金曜に営業するメイドカフェ「Cafe March(カフェマーチ)」では、スタッフがサンタクロースの衣装で営業した。広場では「鮒又(ふなまた)」のクラムチャウダー、「はちみつ屋BeeBee(ビービー)」の蜂蜜、「コブタ製菓」の焼き菓子を販売。「七輪焼きマシュマロ」の体験ブースも設け、家族連れなどでにぎわった。

 広報担当で「香風」店主の鈴木清美さんは「シャッターを下ろす店が増える中で、商店街を盛り上げたいと開催を始めた。地域の人も、少し遠方の人も足を運んでくれたり、たまたま通りかかった人も立ち寄ってくれたりして、新たな出会いや交流が少しずつ生まれている。こうした商店街ならではの温かさを地域の方々に広く知ってもらえるよう、今後も開催を続けたい」と話す。

 白岡市から訪れた井上よしおさん・ていこさん夫婦(80代)は「キャンドルの明かりが好きで、ネットニュースで見つけて足を運んだ。初めて訪ねる街なので、たどり着くまで時間がかかってしまったが、来て良かった。カリンバの演奏体験では、初めて会った人同士で音楽を奏でて交流でき楽しかった」と話していた。

 次回は来年、夏至近くに開催予定。

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