北陸新幹線長野~富山・金沢間の開業まで100日となった12月4日、大宮駅でカウントダウンボード除幕式が行われた。富山県南砺市の田中幹夫市長、同駅の筑波伸夫駅長が式典に参加し、北陸の魅力や新幹線開業による利便性をアピールした。
2015年3月14日に開業予定の北陸新幹線。東京から金沢まで最速2時間28分、大宮駅からは約2時間で行けることになる。
田中市長は「北陸が、50年を超える前から開通を心から願っていた新幹線が、いよいよ金沢まで開業することなり大変うれしく思っている。北陸には、フランスのガイドブックの「ミシュラン・グリーン・ガイド・ジャポン」で3つ星が付いた金沢、南砺市、白川郷、高山市や、世界遺産の五箇山合掌造りがある。新しい観光ルートとして、外国人の方、日本国内の方に紹介していきたい」と語った。
筑波駅長は「大宮から仙台は新幹線はやぶさで1時間10分かからない。北陸新幹線の開業により、仙台からも大宮経由で、3時間程度で北陸に行けることになる。北陸と関東だけではなく北陸と東北の流動にもつながり、大宮で乗り降りする人が増える。大宮、さいたま市、埼玉県の魅力を北陸の人に伝えて、大宮駅でも降りてもらいたい」と語った。
式典当日は地元の名物を販売。南砺市観光大使の今井良治さんは「北陸には、かぶらずし、富山干し柿、堅豆腐など、名物がたくさんある。特にかぶらずしは一押し。食べたことがない人も多いと思うが、おいしいのでぜひ一度食べてみてほしい」と説明した。早速購入した男性は「かぶらずし、堅豆腐、ブリの昆布巻きをテレビで見たことがあり、食べてみようと思って買った」と話した。
カウントダウンボードは2015年3月14日まで、大宮駅コンコースのビュープラザ前に設置される。