大宮公園小動物園のカピバラたちが冬の間温かいお湯のお風呂に入る「湯あみ」が行われ、湯を楽しむカピバラの様子が人気となっている。
カピバラは水が好きで、皮膚の清潔を保ち健康でいるためにも、時々水に入る必要がある。南米出身の動物のため、冬の間は暖かいお風呂が用意される。
風呂おけが運ばれてくると気の早いカピバラは、自らおけに入るほど楽しみにしている。お湯が入ると次々入浴し、3匹でいっぱいになる。「2つのおけを用意したこともあったが、3匹で一緒に入るのが好きなようで、2つ用意しても1つにしか入らない。今は1つしか用意しない」と飼育係の小高洋子さんは笑う。
近所から散歩で週3,4回は同園に来るという女性は「見てるこちら側に背中を向けることが多いが、今日はみんな顔をこちらに向けている。シャッターチャンス」とほほ笑む。
お風呂は暖かくても、外気は寒い。湯冷めが心配だが「カピバラは汗腺がないので、大丈夫」と小高さん。「池の水が温かくなる3月ごろまで、湯あみは続ける。イベントカレンダーに開催日を案内してあるのでぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。
開園時間は10時~16時。月曜休園。イベント開催日時は、ホームページで確認できる。