大宮第2公園(さいたま市大宮区寿能町2)の梅林で白梅が咲き始め、紅梅は一部満開となり、見物客を楽しませている。
園内には約40種、約500本の梅の木がある。「全体では3~4分咲きと案内しているが、品種によって咲き始めの時期が異なるので、現在満開のもの、これから咲くものなどさまざま。2月中旬から下旬までは楽しめるのではないか」と同園職員の百合草佳美さんは説明する。
「一番多く植えられているのは八重寒紅梅、白加賀。珍しいのは、花の弁が退化し雄しべがお茶をたてる道具の茶せんのように見える『茶せん梅』で、これから咲く」とも。
上尾市から来て一眼レフカメラで撮影していた男性は、「今日で2回目。梅の香もいい。しだれ梅がちょうどよい位置で良い写真が撮れた」と満足そう。「風もなく穏やかで、気持ちよく見物を楽しめる」と春の訪れを楽しむ女性客もいた。
「例年より1~2週間早めに咲き始めているので、早めに見に来てほしい」と百合草さんは話す。
梅の開花状況などは大宮第二・第三公園管理事務所(TEL 048-642-2228)まで。