桜の名所としても知られる県営大宮公園(さいたま市大宮区高鼻町4)で3月22日、桜の基準木2本に5~6輪の花が咲き、同園事務所は10時に開花宣言を行った。
さいたま市では17日以降、最低気温が10度を超える日が続き、桜のつぼみが一気にほころんだ。22日は明け方の最低気温が3.5度と冷え込んだものの、14時ごろには16.2度を記録。日当たりの良い場所を中心に次々に開花し始めている。今年の開花は例年より4日早く、過去25年で4番目の早さ。開花宣言から1週間から10日で見頃を迎える見込みだ。
桜の名所としても県内外に広く知られる同園には約1000本のソメイヨシノが植えられており、花見の名所としても知られている。1990年には「日本さくらの会」による「さくら名所100選の地」にも選ばれている。
まだつぼみのものが大半の園内では、開花宣言を受けて早速親子連れなどが花見に訪れている。同園では23日から毎日19時~21時、桜のライトアップを行う予定。同園事務所では公共交通機関での来園を呼び掛けている。