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開園32年目の大宮「染谷はなしょうぶ園」早くも見頃に 開園前倒し

見事なハナショウブにカメラを構える人も多い

見事なハナショウブにカメラを構える人も多い

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 毎年6月に開園する大宮の「染谷はなしょうぶ園」(さいたま市見沼区染谷、TEL 048-683-8787)のハナショウブが早くも見頃を迎えている。

見事なハナショウブ

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 今年は例年より10日ほど早く開花を始めたため、6月1日の開園を5月25日に前倒しした。広さ約8000平方メートルの敷地には、約200種類のさまざまな色や形のハナショウブが咲き誇っている。園内には、花見台、八つ橋、あずま屋、茶室などがあり、ベンチに座りハナショウブを見ながら、涼やかなひとときが過ごせる。抹茶と和菓子が食べられる和喫茶や地元のお土産も販売する。

 同園を運営するのは、地元で植木の生産・卸を手掛ける「染谷植物園」。1983(昭和58)年に開園し、今年で32年目を迎える。毎年6月の1カ月だけ毎日開園しており、県外からも来園者があるなど定着している。ネットで検索し、東京都小平市から来たという女性は「ここは手入れが行き届いていてきれいと評判が良いので前から来てみたかった」と熱心にカメラを構えていた。上尾市から来た女性は「市内にこんなきれいなしょうぶ園があるとは知らなかった。次はぜひ子どもたちを連れて来たい」と話した。

 開園するのは1カ月だが、残りの11カ月はその準備に忙しい。同じ種類を植え続けると連作障害が起きてしまうため、7月に入ったら株分けや植え替えなどの作業を行っている。除草剤は使わず、草取りは手作業となる。「大変な作業も多いが、来てくれた方にきれいと言ってもらえるととてもうれしい」と同園の高橋スイさん。「5月の暑さで開花が早まったので20日くらいまでが見頃。ぜひ早めに見に来てほしい」と来園を呼び掛ける。

 開園時間は9時~17時。入園料は、大人(中学生以上)=500円、小人(小学生のみ)=200円、75歳以上=平日200円(土曜・日曜・祝日は500円)。6月30日まで。

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