武蔵一の宮氷川神社(さいたま市大宮区高鼻町4)で4月4日~6日、無病息災と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する「鎮花祭」が行われ、童女が花しづめ舞を披露した。
同祭は、春の訪れを象徴する祭り。春はさまざまな生命が冬ごもりから目覚める一方、病気やさまざまな災害も起こりやすいとされているため、疫病を鎮め無病息災を祈るとともに、桜が長く咲くことで豊作となることを祈る。
童女は未就学児による「つぼみちゃん」と、小学生による「花しづめさん」の役に分かれ、春休みの間、巫女(みこ)の指導で練習を重ねてきた。舞殿で行われた舞には6人の女の子が登場。冠を頭に、桜の枝と鈴を手に、雅楽や琴の音色に乗せて「花しづめ舞」と「さくらさくら」を優雅に舞った。