連続テレビ小説「梅ちゃん先生」のオープニングでも使われた昭和30年代の懐かしい町並みのジオラマなどを展示する「山本高樹・昭和幻風景ジオラマ作展」が4月24日から、高島屋大宮店(TEL 048-643-1111)で開かれる。
山本高樹さんは、「昭和の町並み」や「庶民の暮らし」を模型で再現するアーティスト。映画やテレビ、CMなどのセットや特撮美術を手掛ける映像美術の世界に携わってきたが、1990年代から古い町並みや建築、文化などに興味を持ち、各地を取材旅行するように。2001年からジオラマ作品制作に取り組んでいる。現実世界をただ縮小するのではなく、その時代の空気感を凝縮し、懐かしくてあたたかみのある作風が評価されている。
同展では、「梅ちゃん先生」で使われたジオラマのほか、高度成長期の活気あふれる「上野」「有楽町」「銀座」「新宿」「浅草」や、下町の木造家屋、細い路地などの古い町並みのジオラマなど、初公開となる新作を含む30作品を展示する。併せて、山本さんの制作過程やジオラマにかけるこだわりを紹介する昔の映画館風のシアター上映を行うほか、山本さんによる制作実演やトーク会、サイン会も予定する。
会場は8階催会場。開場時間は10時~18時30分(4月26日~28日、5月3日~4日は19時まで)。入場料は、一般=800円、大学・高校生=600円、中学生以下無料。5月6日まで。