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さいたまの一山神社で火渡り神事 ユズ投げ入れけがれを払い来る年の福願う

冬至祭限定の御朱印(提供=一山神社)

冬至祭限定の御朱印(提供=一山神社)

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 さいたま市中央区の一山(いっさん)神社(中央区本町東4)で12月22日、恒例の冬至祭が行われる。

大人も子どもも火渡りしけがれを払う(関連画像)

 嘉永年間(1848年~1853年)に木曽御嶽講中が創立した同社。福徳の神として恵比寿様と八幡様を祭る。2000年にさいたま市の無形民俗文化財に指定された同社の「冬至祭」は1年のけがれを払い、来る年の健康と幸せを願うために古くから行われてきた。昨年は約400人の参拝者が神事を見守った。

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 祭りは、まず社殿での祭典を行い、引き続いて境内中央に積み重ねられたヒバの枝葉に火を付ける。ヒバが燃え尽きる頃、宮司が供え物のユズを投げ入れ、おき火を左右に分けて道を作るように宮司が清めの塩をまき、宮司を先頭に参拝者も次々とはだしになり火渡りを行う。別名「ユズ祭り」とも呼ばれる。

 参加者には数量限定でお清めしたユズが渡される。宮司の新藤英子さんは「今年は土曜のため昨年よりは参加者が多いかもしれない。神社のユズをこれから収穫するのでいくつお渡しできるか分からないが、できるだけ多くの皆さまにおわかちできるよう、お一人さま1個でお願いしている」と話す。

 冬至祭限定の特別朱印を用意しているほか、冬至から節分まで一陽来復のお守り「結寿守(ユズまもり)」を頒布する。

 新藤さんは「冬至祭ではけがれを払い、無病息災、家内安全、福徳円満を願う。火渡り神事はどなたでも参列いただける。今年一年のけがれを払い清め、来る年が良い年になるように神様のお力を頂戴していただければ」と呼び掛ける。

 祭事開始は14時。火渡り神事は14時30分ごろ~。雨天決行。