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聖学院大学の学生が上尾市のインスタ映えスポットを紹介 フォトコンテストも

「まちなか賑わいマップ『AGEO de カツ!』」

「まちなか賑わいマップ『AGEO de カツ!』」

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 聖学院大学(埼玉県上尾市戸崎1)政治経済学部政治経済学科・八木ゼミと上尾市が協働で1月、「まちなか賑(にぎ)わいマップ『AGEO de カツ!』」を発行し、現在インスタグラム・フォトコンテストを開催している。

上尾市内を取材する学生の様子

 2013年に連携に関する包括協定を締結して以来、同市と同大学はイベントなどさまざまな事業で協働。昨年度も同ゼミと協働で、市内循環バス「ぐるっとくん」を紹介する動画を製作している。今回のプロジェクトは「平成30年上尾市協働のまちづくり推進事業」として採択されたもの。

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 卒業研究ゼミとして13人の学生が春・秋学期でプロジェクトに取り組み、A5判サイズ、12ページの小冊子に、市内16の「インスタ映えスポット」を含め、「スポーツ大会に参加する時に立ち寄りたいスポット」などを掲載する同マップを作成した。

 春学期は、冊子のコンセプト作りをはじめ、紙面構成を検討する傍ら現地を取材して回り、「試合の前に願掛けをする」「お昼を満腹にする」「試合の後にお茶をする」「試合の勝利を家族と祝う」などといった機会別に冊子を構成することで、他の既存マップと差別化を図る編集方針を固めた。秋学期は、実際に取材、編集、レイアウトなどを行った。プロの印刷会社から「印刷映えする写真の撮り方・紙面構成の秘訣(ひけつ)」などのレクチャーも受けたという。

 「組織行動論」を学ぶ同ゼミには、ベトナム、中国からの学生も所属していることから、国籍、性別、個性、価値観の異なる学生が協働して一つのテーマを追求できる学びを実践している。

 担当の八木規子准教授は「先方のご都合と学生が取材に伺える日時の調整が苦労したが、その中で、留学生は『日本の神社は10月下旬~11月は七五三の対応で忙しい』といった日本文化と生活の深い結びつきに気づく機会ともなった」と振り返る。

 スポットの選定には冊子のコンセプトとする「スポーツ大会に参加する学生向けの冊子」を考慮し、「大会の前と後にどんなところに立ち寄りたいか」「どんなことをしたいか」など、学生目線で実施に上尾の街を駅から運動公園・水上公園まで歩き回り探した。八木准教授は「学生が気づかなかったスポットについては、市役所の職員からのアドバイスをいただいた」と話す。

 商工課の長澤和史さんは「八木ゼミの外国人留学生が多いという特性を生かし、新しい視点から、上尾市の良さ、新しい魅力を発見してもらっている。今回の冊子のターゲットは学生のため、同世代のニーズや関心を敏感に捉え、学生らしい楽しく柔軟な発想で、魅力的な冊子ができた」と話す。

 冊子のタイトルは「AGEO de カツ!」はスポーツに「勝つ」と市内には「とんかつ」「チキンカツ」「メンチカツ」など「カツ」の店が多いことから、学生が出したアイデア。

 3年生で中国出身のリ・ギョウシンさんは「取材に伺った氷川鍬神社は、大きな神社ではないが地元に根付き愛されている神社だと感じた」、3年生でベトナム出身のグェン・テー・ヒエンさんは「取材に行って、本格的なお菓子は、昔から変わらない手作りの製法を守り続けていることを発見した。そうしたお店が上尾市にはたくさんあることを知って、ちょっと世界観が変わった」と地域への関心を深めたという。

 冊子は、市役所、市内プラザ22カ所、公民館、図書館、保健センター、子育て支援センター、JR上尾駅自由通路内パンフレットラック、冊子掲載の店舗などで配布している。

 小冊子を参考にしながら市内を散策してもらおうとインスタグラムフォトコンテスト「ディディスカバリーあげお」も開催。優秀作品には「上尾の名産品セット」を進呈する。長澤さんは「皆さんが見つけた上尾の『新しい』魅力を写真に収めて投稿していただけたら」と呼び掛ける。応募は3月31日まで。