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さいたまコクーンシティでセレクト型パンフェス 全国パン店など70店舗以上

個性豊かなパンがそろう

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 全国のパン店やパンにまつわる雑貨を取り扱う店舗が出店するセレクト型パンフェス「パンタスティック!!」が4月19日から、さいたま新都心駅近くの商業施設「コクーンシティ」(さいたま市大宮区吉敷町4)で開催されている。

全国のパンがずらりと並ぶ

 全国のパン店40店と、焼き菓子やグロッサリーを販売する店舗37店が出店する同イベントは、コクーンシティでは3回目の開催。昨年は約2週間にわたる期間中1万5000人を超える来場があり、「急きょレジを増やして対応するほどの大盛況」だったという。さいたま市内では過去に浦和パルコでの開催もあり、世代を超えた多くの来場客でにぎわう。23日・24日は栃木県を中心に展開する「ベーカリーペニーレイン」が出店し、開店前から長蛇の列ができた。

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 広島県呉市の地域マルシェ「あさまち」が発祥という同イベントは、埼玉県の他にも静岡県、熊本県でも開催し、今回が13回目。開催地周辺のパン店を中心に「それぞれの地域のパンタスティック」が完成するのが特徴で、今回も埼玉県内や北関東の「名店」といわれる店が多く出店するという。

 「お客さんに『選ぶ』という行為の楽しみをもっと感じてもらいたいという思いで始めた」というローカルズオンリーのムラカミジンさんは、「パンは、種類が豊富で食べるタイミングも多いので、自然と選ぶ機会が多い食べ物だと思う。『これでいいや』と手軽にものを手に取るのではなく、自分の好きなものを見つけられると人はもっと幸せになるのでは」と話す。これまでに3~4回パンタスティックに来場したことがあるという中央区の女性は「ママ友同士で、ペニーレインのパンを目当てに来場した。並ぶとは聞いていたが、ここまでとはびっくり。ただ、流れがスムーズなのがうれしい」とほほ笑む。

 会場には各店舗の包装されたパンが並び、来場者が手に取りながら選ぶスタイル。店舗スタッフはおらず、客の直感や好みに合わせて自由に購入できる。店側はパンを会場に届けるだけで済むため、小規模経営が多いパン店でも負担が少なくイベントに参加できる。浦和区のコッペパン専門店「魔女のコッペパン」のオーナー、ケッセル・ホン・ファウル・ペルツさん(ドイツ語で『やかんから生まれたものぐさ魔女』という意味)は、「店舗運営とは違う層のお客さんに自分のパンを食べてもらえるのがうれしい。商品を並べる際に他のパン屋さんとも知り合えて、パン屋仲間の幅が広がり、楽しく参加している」と笑顔を見せた。

 「運営側はパンの買い取りはしないので、出品の内容や数は店舗に任せている。お店の方が他のパン屋さんを知る機会になったり、お客さんに他の店の商品と比べながら購入されたりすることで、パン屋さんも成長するきっかけになれば」とムラカミさん。「現在は店舗が出店する形だが、今後はお客さんが店舗に行くきっかけになるイベントを企画することで、街中での人の動き作りに貢献できれば」とも。

 各日10時~21時、なくなり次第終了。5月6日まで。オープン前の整列は、併設するイトーヨーカドーとの境のシャッター前のみ。

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