JR大宮駅西口近くにある鐘塚公園(大宮区桜木町1)で現在、「さいたまビアフェスタ2019 ジャーマンビアガルテン」が開催されている。
2014(平成26)年から2018年まで「さいたまオクトーバーフェスト」として開催されていた同イベント。今年からは「ドイツビールだけに限定せず、他国の生ビールも楽しめる催事に」という理由から名称を改め、ドイツ、フランス、オーストリアから直輸入した生ビール30種、ビールに合う肉料理などのフードを50種類以上提供する。
ヨーロッパから直輸入する生ビールは、ドイツから6ブランド、フランスとオーストリアから各1ブランドの計8ブランド。今年初めて日本に輸入されたフランスのブランド「リコルネ」は、アルコール度数6%のダークビール「ブラック」(300ミリリットル=1,200円、500ミリリットル=1,500円)を提供する。オーストリアのザルツブルクに本拠地を置く「スティーグル」は、「ペールエール コロンバス」(300ミリリットル=1,100円、500ミリリットル=1,500円)などを提供。
同イベント実行委員会の浅岡清文さんは「オーストリアのビールの多くはドイツビールと同じ製法で作られているが、ペールエールはイギリススタイルのビールで、ドイツ企業はほとんど醸造していない。オーストリアのお酒というだけでかなり珍しい」と薦める。
地元からは、大宮駅東口に醸造所を構える「氷川ブリュワリー」が出店。同イベントに向けて限定醸造した「プロージット アイピーエー」(360ミリリットル=900円、568ミリリットル=1,400円)や定番ビールに加え、羽生市の地ビール「こぶし花ビール」の「ピルスナー」と「ベルギーホワイト」(ともに360ミリリットル=900円)を用意する。さいたま市の横山由子さんは、同ブリュワリーのビールを目当てに来場した一人。「このイベントには毎年恒例で会社の同僚と一緒に訪れて、おいしいビールを楽しんでいる」と笑顔を見せる。
浅岡さんは「輸入ビールのイベントとしてはさいたま最大で、年に一度だけの開催。海外のたる生ビールに加えて、料理やお菓子、ソフトドリンクやビアカクテルもたくさん用意している。お酒を屋外で楽しむには最もよい季節なので、誘い合わせて来場していただければ」と呼び掛ける。
最初にビールを買う際にビール代とは別にグラスのデポジット(保証金)として1,000円を支払い、帰りにグラスを返却すると返金される。
開催時間は、平日=16時~22時、土曜・日曜=11時~22時。入場無料。10月6日まで。10月6日には大宮吹奏楽団による木管楽器の生演奏が14時と17時の2回行われる。