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さいたまでドローンプログラミング体験 最新ドローンのフライト体験も

ドローンの操縦説明を受ける親子

ドローンの操縦説明を受ける親子

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 ドローンのプログラミング体験会が2月22日、サイニチドローンスクール(さいたま市西区佐知川)で行われる。

軽々と使いこなすネオデジタルネーティブ世代

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 本年度から小学校でプログラミング教育が必修となることや、経済産業省が2019(平成31)年4月に発表した「IT人材需給に関する調査」では、2030年のIT人材不足数を需要の伸び率によって16万人から79万人と試算している労働環境の中、プログラミング的思考方法について学ぶ。

 12月22日に行われた体験会では、10組の親子が参加。ドローンの教育用ソフトを使って講師の森下真琴さんが解説し、子どもたちはタブレットでブロックを組み立てながらプログラミングの基礎を学んだ。屋内フライト場でドローンを飛ばし、実際にプログラミングした通りにドローンが動作をするかを確認するなども体験した。西区から母親と参加した小学5年生の大塚礼乃君はXYZ座標軸での3Dのプログラムもすぐに習得して使いこなし「楽しかったけど、ちょっと難しい」と話す。礼乃君は手動では難しいとされるフリップ(宙返り)といった動作も、プログラミングすることで簡単に操作していた。

 2019年11月に販売された、199グラムと軽量のドローン最新機種Mavic mini(マビックミニ)のフライト体験も行い、子どもたちも保護者も一緒になってフライトを楽しんだ。機体は軽量だが安定し、空撮動画もきれいで人気があるという。

 教官の笠原和美さんは「体験会は定期的に行っているので地域の方に来ていただけたら。老若男女問わず楽しめるのがドローンの良いところなので、どなたも気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。

 スクールを運営するサイニチホールディングスでは、2019年12月5日にさいたま市、12月9日に上尾市と、ドローンと電気自動車の日産リーフを組み合わせて活用した全国で初めての「災害協定」を締結した。今後、災害時にはスクールの卒業生のネットワークも生かし、各地の被災状況を撮影した動画・静止画を両市に提供するほか、電気自動車の日産リーフを避難場所への非常用電源として活用し電力供給を行い、市民生活の早期復旧に貢献する。

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