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さいたまでハンドメード作家ら手作りマスク作成 5.2キロのマスクひも調達

手作りマスクを作るハンドメード作家たち

手作りマスクを作るハンドメード作家たち

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 さいたま市内のハンドメード作家らのグループ「さいたまのつくりての輪」のメンバーが、3月末から手作りマスクの作成に取り掛かり、ギャラリーカフェhistory(ヒストリー)蔵(さいたま市緑区大字三室)などで販売している。

マスクひもの束1.2キロ分

 同グループ代表の塚田真知子さんは、40年間さいたま市立病院の臨床検査技師として勤務し、定年後は、趣味だった洋裁の技術を生かしハンドメード作家として独立した。3年前から市内のハンドメード仲間と同グループを立ち上げ「県民の日イベント 親子で遊ぼう!With You さいたま」「さいたま新都心・けやきの下のマルシェ」などのイベントに出店している。

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、参加予定だったイベントが中止となり、「急ぎで作るものがなくなってしまった」洋裁や布小物を作る作家たちは、社会問題になっているマスク不足を何とかしたいと作成を始めた。一般の人も不織布マスクの不足で、手作りマスクを作る人が増え、マスクを作る際に使うマスクのひもの在庫がさいたま市内の手芸店やネットショップにもなくなりマスクが作れない状態が続いたという。探し回って見つけた石川県かほく市のゴムひも製造工場と直接交渉し、1.2キロ分のマスクひもを調達することに成功、マスク作成を本格的に始めた。

 塚田さんは「販売をしても、あっという間に売れ切れてしまう。皆さんが困っている様子を感じる」と話す。最初は、家族や友人のために作っていたが、市内の店舗などからマスクの注文が入るようになり、現在は高校生から60代の女性たち18人体制でマスクを作っている。1.2キロのゴムひもはすぐになくなり、4キロ分を再度発注したという。メンバーの大塚恵利子さんは「ガーゼやさらしも手に入らなくなってしまった。綿の生地など、着け心地がよいものなどを選び使っている」と話す。

 立体構造のマスクが一番人気で男性用、女性用、子ども用のサイズも展開するほか、ハンドメード作家たちの「技術とセンス」を集結し、白いマスクのほか、レースの生地、ポケットタイプ、藍染、デニム生地などの手作りマスクが誕生している。塚田さんは「今までは白いマスクが人気だったが、今回の件で、白以外のマスクを着けることに抵抗がなくなり、色・柄マスクも増えると思う。気分も落ち込みがちだと思うが、好みのマスクで少しでも気分を上げていただけたら」と呼び掛ける。マスクの値段は、1つ400円~1,000円程度。

 メンバーの石井本美さんは「生地を厚くすると息苦しくなってしまう。何度も試作を繰り返して、使う方が快適に過ごせるように工夫している」と話す。塚田さんは「検査技師として長年ウイルスの検査もしてきた。マスクと手洗いなどでウイルスから身を守ることができると実感している。マスクがなくて困っている人のために仲間と頑張って作っていきたい」と意気込む。

 直近の販売予定は、4月9日・11日11時~、history蔵で。今後の販売予定に関しては、「さいたまのつくりての輪」のフェイスブックページに掲載する。

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