総務省が進める決済用統一QRコード・バーコード「JPQR」の申し込みが6月22日に開始されたのを受け、さいたま市は8月、説明会を開催する。
キャッシュレス決済が普及し始め、小売り店舗などでは、複数の決済サービスに対応するために、複数のQRコードをそろえ、対応している。サービスが増えるごとに従業員への説明や増える管理でオペレーションが煩雑化している状況を受け、総務省は2019年度から一般社団法人キャッシュレス推進協議会が策定した決済サービスの統一化を実現する「JPQR」を全国に推進する事業を展開している。
複数ある決済サービスのQRコードを一つにまとめて決済に対応し、店、客双方でスムーズな支払いにつなげる。2019年度全国5県で検証を実施、本年度から全国へ事業を拡大する。
さいたま市では、説明会・申し込み会が、8月10日の市民会館おおみや小ホール(大宮区下町3)での開催を皮切りに、ときわ会館大ホール(浦和区)、市民会館いわつきホール(岩槻区)で行われる。キャッシュレス決済の普及に合わせ、今年9月から同サービスなどを利用した消費者に対して、国から「マイナポイント」が付与される「マイナポイント事業」についても説明を行うほか、マイナンバーカードの申請サポートを無料で実施する。
さいたま市の担当職員は「キャッシュレスなら、会計時間を短縮し、接触を減らすこともできる。手続きが複雑そうで敬遠している店舗の方などに説明会に来ていただき、この機会に導入を検討いただけたら」と呼び掛ける。
開催時間は10時~、14時~、19時~、各日3回。定員は60人~120人。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、定員を調整している。市民や事業者に限らず誰でも参加可能。事前申し込み不要。参加費無料。当日申し込み希望の場合は、必要書類を確認のこと。