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大宮の改良メダカ専門店が1周年 元アイドル店主「メダカの魅力伝えたい」

店長の松井沙耶花さんと改良メダカ

店長の松井沙耶花さんと改良メダカ

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 大宮駅西口にある改良メダカ専門店「ちゅらめだか」(さいたま市中央区上落合9、TEL 048‐829‐7011)が8月1日、1周年を迎える。

一番の人気品種は「極夜桜」

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 改良メダカは、品種改良された色鮮やかな観賞用のメダカで、近年人気が上昇しているという。エアレーションなどの機材も必要なく、水と容器があれば簡単に飼育・繁殖を楽しめる。

 店長の松井沙耶花さんは、2年前にペットショップで見つけたメダカの美しさに衝撃を受けたという。「ラメがたくさん付いていて、キラキラしたメダカに出会い感動した。まとめて泳がせたらきれいだなと思って100匹購入した」と話す。当時は、美容系の学校に通いながらアイドルとして活動していたが、改良メダカの魅力や飼育に夢中になり専門店をオープンした。

 全国の生産者から直接仕入れたメダカを繁殖させるなどして飼育所で300種類ほど飼育している。店には、常に50種類ほどの品種が置かれ定期的に種類を変えている。メダカは毎日卵を産むため、共食いしないように稚魚の管理が大変だという。

 一番の人気品種は「極夜桜(きわみよざくら)」で、頭が桜色で光が当たるとキラキラと背中が光る。「朱紅玉(しゅこうぎょく)」という赤が強い3色が特徴の品種や、さまざまな種類が入った「ミックス」なども人気がある。

 沖縄県出身の松井さんは、幼少期から生き物が大好きだったという。店名には、沖縄の言葉で「ちゅら=美しい」という言葉を付けた。「ずっと海の近くに住んでおり、波の音を聞くのが好きだった。海のない埼玉に住んでいるので、水の中を泳ぐメダカに癒やされ、元気をもらっている」とほほ笑む。

 全国配送も行っているが、店が大宮駅徒歩圏内ということもあり東北や関西などからメダカを買いに来る人も多い。新型コロナウイルス対策として1組ずつの接客、コロナ感染防止パネルなどを利用している。

 松井さんは「美容やアイドル活動も楽しかった。今は、同世代の若い人たちに、メダカの魅力を伝えたい。初めてメダカを飼いたい人が、気軽に来られるアットホームな雰囲気のお店にしたい」と2年目への期待は膨らむ。

 営業時間は13時~21時。火曜、第2・4水曜定休。

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