
リクルート(東京都千代田区)が3月6日、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に居住している人を対象に実施したウェブアンケート形式による「SUUMO住みたい街ランキング2025 首都圏版」の結果を発表し、大宮が2年連続で2位になった。
調査は首都圏に住む20~49歳の男女1万人を対象に、インターネットアンケートで行い、住みたい街順に1位・2位・3位を回答してもらい、それぞれ3点・2点・1点の配点で集計したもの。
大宮は総合ランキングで1068点を獲得。1位の横浜は1607点、3位の吉祥寺は868点、4位の恵比寿は826点となった。1位の横浜との票差は昨年より縮まり、その理由は女性の票が伸びたからだったという。
SUUMO編集長の池本洋一さんは、大宮が女性からの票が増えた理由として、「大宮駅周辺の店舗数は1,000店を超え、駅チカ駅ナカで全てが完結できる『タイパの良い街』である一方、近くの氷川参道沿いは居心地が良くSNS映えする店が増えており、『タイパとは真逆』でゆっくりと過ごせる。バーも多く、野菜や果物を使ったアルコールを提供し女性が一人でも入りやすい店も多い。宇宙劇場や鉄道博物館など子育て世帯が家族で遊べる学べる施設も多く近場で過ごしやすい」という特徴を挙げる。
同様に、利便性と豊かな自然が共存している中核郊外ターミナル駅として、立川(15位)、柏(19位)、藤沢(23位)なども順位を伸ばしているという。