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若者に「さいたま」を発信するフリー誌、制作費をクラウドファンドで募集

フリーマガジンを制作するボランティア団体「near design(二アデザイン)」のメンバー

フリーマガジンを制作するボランティア団体「near design(二アデザイン)」のメンバー

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 さいたま市内で活動する市民活動団体のチラシやポスター制作をサポートするボランティア団体「near design(二アデザイン)」が現在、若者にさいたまを発信するフリーマガジン「かいわい」の第2号制作資金をクラウドファンドで募集している。

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 同団体は昨年4月、さいたま市付近に住む20~30代の若者が立ち上げた。「市内の市民活動施設を訪れたとき、チラシやポスターがわかりづらく、せっかくの素晴らしい活動がもったいないと思った」と話すのは代表でデザイナーの佐藤真実(まなみ)さん。「デザインの力でそうした状況を変えていきたい」と、趣旨に賛同する仲間と話し合い団体を立ち上げた。現在は8人のメンバーで、チラシ制作のサポートやデザイン・ライター講座などを行っている。

 そうした活動をする中、「さいたまには面白い団体やイベント、施設などがたくさんある事を知った。一方、自分たちと同じ20~30代にその魅力が伝わっていないと感じた」ことから、若者向けに「さいたまの面白いヒト・モノ・コトを紹介していくまちの情報誌」として、フリーマガジン「かいわい」を4月に創刊した。

 創刊号の反響は大きく、設置に協力してくれた施設や店舗からは「次号もぜひ置かせてほしい」という声が届いたという。また、プロボノ(=社会人が自らの専門知識や技能を生かして参加するボランティア活動)で参加している制作メンバーにも仕事のオファーが届くなど、思わぬ効果もあったという。一方、創刊号の費用は持ち出しだったことから第2号の制作費用をどうするか悩んでいたところ、地域密着型クラウドファンド「Faavo」の存在を知人から聞き、第2号の制作費募集を思いついた。

 クラウドファンドで募集する費用は、印刷費と取材費合わせて10万円。寄付者には、完成したフリーペーパーを進呈するほか、名前の掲載や、デザイン制作サービスなどの特典が付く。「『かいわい』を読んだことをきっかけに、さいたまを再認識し、何かを始めたり、誰かに会ったり、行ったことのない場所に行ったりするような『ヒトとヒトをつなぐ』アクションが生まれることを期待している。ぜひ支援していただきたい」と佐藤さん。締め切りは9月6日0時。

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