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大宮で「あきたフェア」 新幹線で駅直送の農産物を短停車時間で荷下ろし

秋田新幹線こまちで運ばれてきた新鮮なセリ

秋田新幹線こまちで運ばれてきた新鮮なセリ

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 「あきたフェア」が12月15日から、JR大宮駅西口イベントスペース・東口「まるまるひがしにほん(東日本連携センター)」で開催される。

秋田といえば「なまはげ」

 11月19日から21日までの3日間、さいたま市浦和区のJR浦和駅であきた産直市と観光キャラバンを合わせた「あきたフェア」が行われ、秋田新幹線こまちで運搬された新鮮なセリが販売された。

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 秋田県と東日本旅客鉄道株式会社秋田支社は、県の認知度向上や誘客を目的に、毎年首都圏で物産と観光のイベントを開催している。11月19日~21日にはJR浦和駅で、あきた産直市と観光キャラバンを合わせた「あきたフェア」が行われ、新幹線こまちで運搬されたきりたんぽ鍋の材料である「三関セリ」をはじめ、埼玉県内では入手困難な食品の販売や観光の紹介がされた。

 JR大宮駅は新幹線の停車時間が短いため、2019年にJR大宮駅で開催された同フェアの際は、セリを終点のJR東京駅まで運搬し埼玉県へ陸送したという。今回初めての試みとしてJR大宮駅で農産物を降ろした。20日朝にJR秋田駅を出発したセリは、同日14時ごろJR浦和駅のイベントブース内に並び、産地と同価格帯で販売された。

 農作物は通常トラックで運搬されることが多いが、新幹線ではより短時間で、痛みが少なく運ぶことができる。同社秋田支社の担当者は「今回初めて大宮駅で農産物を降ろした。まだ試行錯誤の段階だが、新幹線での運搬は地方で収穫された鮮度の落ちやすい魚介類や傷みやすい果物を、埼玉県をはじめとした首都圏の消費者へ届けることに向いている。今後拡大が期待できる」と話す。

 同フェアには秋田県内6事業者が出店し、セリのほか、日本酒やいぶりがっこなどの県産品が販売された。テレビやネットで見聞きしても実際に入手しにくい品々を前に、多くの地域住民が足を止めた。秋田県の担当者は今後の展望として「浦和は立ち寄ってくださる方が多く非常にうれしい。コロナ禍で今すぐに秋田県へ来てとは言いづらい状況だが、まず今回の食や観光パンフレットを通して秋田県を知って、感染拡大が収まった後ゆっくり来ていただけたら。秋田県はじめ東北出身の方々には、帰省が容易でないなか故郷の味を楽しむ機会にしてほしい」と話す。

 セリを購入した植原ミヨ子さん(さいたま市)は「近隣のスーパーでは、このような新鮮な食材を手ごろな価格で購入しにくい。日頃から旬でおいしいものを食べようと心がけているので、この取り組みはうれしい。今夜はきりたんぽ鍋に挑戦しようと思う」と声を弾ませた。

 大宮駅西口イベントスペースでは、16日~18日に「なまはげの練り歩き」も行われるほか、まるまるひがしにほんでは、日本酒試飲会(有料)も行われる。

 開催時間は大宮駅西口イベントスペース会場は、15日=16時~20時、16日・17日=10時~20時、18日=10時~17時。まるまるひがしにほん会場は、15日=16時~20時、16日・17日=11時~20時、18日=11時~19時。